川崎市初のモビリティハブ「KAWASAKIのるーとHUB」について
川崎市が2023年10月1日から2024年2月28日まで、地域交通の新たな拠点「KAWASAKIのるーとHUB」の実証実験を開始します。このたびの実験は、地域交通の円滑化を図り、賑わいのある公共空間を創出することを目的としています。ここでは、川崎区の川崎市計量検査所跡地を利用します。この取り組みは、川崎市と一般社団法人Park Line推進協議会とのコラボレーションによって進められます。
なぜモビリティハブが必要なのか?
近年、バス路線の減少や交通環境の変化によって、市民の移動手段が限られつつあります。そのため、川崎市ではバスとさまざまな交通手段の連携が求められています。モビリティハブは、単なる乗換え拠点ではなく、地域の人々が集まり憩うことができる生活圏としての役割を果たします。
実証実験の内容
実証実験期間中は、以下のような多様なモビリティサービスが提供されます。
1.
オンデマンド交通「のるーとKAWASAKI」: AIを活用し、リアルタイムで最適な配車を行います。利用者は専用アプリやLINE、電話で予約が必要です。
2.
シェアモビリティポート: シェアサイクルや電動キックボードが設置され、地域内での移動手段が大幅に広がります。
3.
試乗体験会: 歩行領域モビリティの試乗体験を提供し、「移動する楽しさ」を体感できます。
4.
快適な滞在環境の提供: 緑の配置やFree Wi-Fiなどを整備し、地域の憩い空間を創出します。また、地域団体と連携し、様々なイベントを実施して、にぎわいを生み出します。
5.
リアルタイム情報の提供: 電子掲示板で近接する路線バスの運行情報をリアルタイムで提供します。
オープニングイベントとミニイベント
10月13日にはオープニングイベントが予定されており、モビリティの試乗体験やマルシェなど、様々なミニイベントも開催されます。市民が気軽に参加できるイベントを通じて、地域の交流を促進します。
今後の展望
本実証実験の結果を基に、川崎市内の他のエリアでもモビリティハブの実証実験が行われる予定です。目指すは、子供から高齢者まで、全ての市民が移動しやすく感じるまちづくりです。
問い合わせ先
川崎市まちづくり局交通政策室に関するお問い合わせは、電話044-200-0147までお寄せください。