古民家の価値を未来へ繋ぐ「KATARITSUGI」プロジェクト
小田急不動産が新たに始めた「KATARITSUGI」(かたりつぎ)プロジェクトは、日本の古民家の魅力を伝え、その良さを次世代へ受け継ぐことを目指すものです。本プロジェクトは、2025年4月7日に特設ウェブサイトを開設し、同年5月下旬には新潟県阿賀町に建つ築160年の古民家を基本とした平屋モデルハウスを神奈川県の開成町にオープンする予定です。
プロジェクトの背景
日本全体で約102万戸にものぼる古民家が存在しますが、少子高齢化や地域の過疎化により、多くの古民家が空き家になっています。これらの古民家には豊かな歴史が詰まっており、そのまま放置するのは非常にもったいないことです。
小田急不動産のミッションは「この街を愛し、ここにしかない人生の景色を描く」というものです。プロジェクトの背景には、古民家の資材である「古材」を新築住宅で活用し、次の世代へとそのストーリーを語り継いでいくという強い想いがあります。このような取り組みを通じて、多様な人々と地域との関係構築を図ることが期待されます。
プロジェクトの概要
「KATARITSUGI」は以下のようなコンセプトをするプロジェクトです。
- - 古民家の良質な「古材」を新築住宅に使用し、次世代に古き良き日本の暮らしを受け継ぐ。
- - 廃棄物の削減や、温室効果ガスの排出抑制を図り、循環型社会の形成を推進する。
これにより、古民家が持つ文化的背景や、所有者の想いを地域と共に未来へと結びつけていくことを目指しています。また、当プロジェクトでは、モデルハウスの運営を通じて古材を利用した注文住宅の施工会社の紹介や土地の仲介・販売業務も行う予定です。
建設予定のモデルハウス
開成町にオープン予定のモデルハウスは、以下のような特徴があります。
- - 所在地:神奈川県足柄上郡開成町みなみ3丁目2-3
- - 交通:小田急小田原線「開成」駅から徒歩12分
- - 構造:木造平屋(定義上は木造2階建て)
- - 面積:土地245.6㎡、建物130.0㎡
- - スケジュール:建物の竣工は2025年4月下旬、モデルハウスのオープンは同年5月下旬を予定しています。
まとめ
小田急不動産の「KATARITSUGI」プロジェクトは、古民家の価値を未来に伝え、豊かな暮らしを提案する試みです。私たちが住む地域の歴史や物語を次の世代へ繋げ、地域との関係性を深めることを目的としています。
新たな暮らしの形を生み出すこのプロジェクトに、ぜひ注目していきたいと思います。