竹林から生まれる和紙
2025-02-04 09:05:27

和紙の封筒を竹林から生み出すプロジェクト「BambooLetter」始動!

放置竹林を活用した新しい試み「BambooLetter」



おかえり株式会社は、放置竹林を利用して新たに和紙の封筒「BambooLetter」を制作するプロジェクトを発表しました。このプロジェクトは2025年2月4日から3月16日まで、クラウドファンディングプラットフォーム「For Good」にて支援を募ります。

放置竹林の重要性



日本各地には多くの竹林が存在しますが、その多くは適切に管理されておらず、放置状態になっています。これにより、竹林が周囲の森林に悪影響を及ぼしたり、土砂災害のリスクを引き起こす要因となっていることが指摘されています。それに対処するために、新たな伐採や管理に取り組む担い手が現れ始めています。おかえり株式会社は、2021年から竹を活用したトイレットペーパーの事業を通じて、この問題に向き合っています。

「BambooLetter」の特徴



「BambooLetter」では、長野県と山梨県の竹を使用し、岐阜県の美濃和紙のメーカーと協力して封筒とポチ袋を作成します。封筒は長3のサイズで「竹柄」と「無地」の2種類、ポチ袋は「竹結び」「竹柄」「竹パターン」の3種類を用意しています。

生活者の声を反映した商品開発



この商品開発には、竹のトイレットペーパーを使用している人々からの意見を取り入れています。これにより、実際に使う人のニーズに基づいた設計が行われ、このプロダクトが創り出されています。

アップサイクルの実現



廃棄される放置竹林と、美濃和紙の製造過程で発生する損紙を原材料としています。このプロジェクトでは、環境に配慮した製品を作り出しつつも、出来上がった紙は梱包材やメモ帳として再利用される仕組みが組まれています。

環境への配慮



通常、封筒はビニール袋に梱包されることが多いですが、今回はそのビニール袋を用いず、竹の封筒または段ボールで直送します。リターンの一部には、地域の竹活動家のプロダクトも含まれています。

クラウドファンディングの詳細



期間は2025年2月4日から3月16日まで、クラウドファンディングページはこちらからアクセスできます。

支援の呼びかけ



プロジェクトに対して、色々な方々から応援のメッセージが寄せられています。例えば、鎌倉竹部の樋口純子さんは「放置竹林に目を向け、地域との関係を再考するきっかけになることを願っています」と述べています。また、丸重製紙協同組合の辻将之さんも「環境を考慮したプロジェクトとして、日本の紙の未来に希望を持っています」と語っています。

おかえり株式会社の背景



「おかえり株式会社」は2020年12月に設立され、「循環を、つくろう。」をビジョンに掲げ、サステナブルな製品の開発に努めています。鎌倉を拠点に、国内外での展開を進めており、2021年には竹のトイレットペーパーの定期便「BambooRoll」を開始しました。

この「BambooLetter」というプロジェクトは、地域の資源を活用し、サステナブルな未来を見据えた新しい試みです。是非、この機会に応援してみてはいかがでしょうか。


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