社寺支援の新事業を開始
一般社団法人全国VR推進協会(藤沢市、代表理事:藤原憲市)が、2025年の法人設立3周年に向けて新たな展開を発表しました。その内容は、全国の社寺を支援する事業の開始です。これまでも小売店や飲食店など多様な店舗への支援を行ってきた同協会ですが、今後は社寺の集客支援にも乗り出します。
社寺の重要性と支援の必要性
日本全国には約15万8千もの社寺が存在し、これはコンビニエンスストアの数のおよそ3倍にもなります。社寺は私たちの生活や文化に深く根ざしており、その存在は単なる宗教施設に留まらず、地域経済や文化の中心でもあります。しかし、その多くは護持や運営に苦しんでいるのが現実です。このニーズを受け、全国VR推進協会は、店舗支援で培ったノウハウを生かし新しいスタイルの社寺支援に挑戦します。
新事業の内容
このプロジェクトでは、主に以下の取り組みを進める予定です。
1.
VR技術を活用した境内のデジタル化:社寺の境内をGoogleストリートビューで撮影し、オンライン上で参拝できる仕組みを構築します。
2.
参拝者増加のための仕組み作り:Googleビジネスプロフィールを活用し、社寺の情報発信を強化。参拝者や崇敬者に向けた魅力的な情報を提供します。
3.
地域参加型プロジェクトの推進:クラウドファンディングを利用して経費を調達し、地域住民が参加できるプロジェクトを展開します。
4.
地域経済との連携:社寺と地域商店街を結ぶ取り組みを企画することで、相互に得られる利益を最大化します。
クラウドファンディングによる経費調達
湘南地区に拠点を置く提携企業と共同でクラウドファンディングを利用。これにより、地域住民や社寺の崇敬者が自らの意志で支援できる仕組みを作り上げ、「日本人の心、社寺を守る」というコンセプトを広めていきます。
社寺と地域経済の関係
社寺は地域の信仰の拠点だけでなく、周辺の商業活動にも影響を与えます。当協会が支援を通じて参拝者数を増やすことで、周辺の飲食店や宿泊施設にも好影響をもたらし、地域経済を支える文化的なインフラとしての役割を果たすことが期待されます。
今後の展展
今後は中小規模店舗への普及を推進しつつ、店舗支援と社寺支援を併せて展開。地域文化と経済の融合を図り、持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みを行っていきます。
このように、一般社団法人全国VR推進協会は、VR技術と地域との関係を深めながら、社寺を守り続ける新たな仕組みづくりに挑戦しています。地域の声を反映した支援事業を通じて、文化的な資源を保護し、発展させることに貢献することを目指しています。