顔認証システムの新たな可能性
最近、DXYZ株式会社が提供する顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」と、株式会社宮川製作所の新型顔認証端末「Knoctoi Lite(ノクトアライト)」が連携を開始しました。この連携により、顔認証技術が進化し、さまざまな分野で新しい価値を提供できるようになります。
顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」の特徴
「FreeiD」は、顔だけで様々なID(鍵、財布、身分証など)を統合し、入退室や決済、本人確認が行える画期的なシステムです。このプラットフォームの目的は、煩わしい手続きなしで、スムーズな生活やビジネスを実現することです。特に集合住宅向けの「FreeiDマンション」ソリューションでは、エントランスから各専有部まで鍵が不要で、顔認証だけで生活を送れる環境を整えています。すでに161棟が竣工しており、今後の展開にも期待が寄せられています。
「Knoctoi Lite」の特長と利点
「Knoctoi Lite」は、サイバーリンク社のAI顔認証エンジン「FaceMe®」を搭載した新型モデルです。非常に軽量でありながら、高速かつ確実な認証を実現しており、約0.2秒での認証が可能です。また、IRカメラによる高精度の「なりすまし防止」機能も備えており、マスクやメガネを着用している際でも認証が行えます。
さらに、Knoctoi Liteは顔認証だけでなく、ICカード認証と組み合わせることで二要素認証を実現することができ、オフィスや公共施設におけるセキュリティを大幅に強化します。また、エッジ認証方式によって個人の顔データをサーバに送らないため、プライバシーの保護にも配慮されています。
連携による新たなビジネスチャンス
この連携により、DXYZとしては「FreeiD」の普及が進むだけでなく、宮川製作所は「Knoctoi Lite」の販売促進も行うことが可能になります。お互いの強みを活かした相乗効果により、広範囲なニーズに応えることができるようになります。具体的には、オフィスや工場、さらには保育園やテーマパークといった多様な場面でも顔認証サービスを提供していく予定です。
展示会での発表
本連携の発表は、2025年3月4日から7日まで開催される「SECURITY SHOW 2025」で展示する予定です。国際展示場東棟のブース番号SS7017において、新しい顔認証技術の実物をご覧いただける機会です。この展示会を通じて、具体的な導入事例や効果的な活用方法をご紹介することで、多くの企業や個人にこのシステムの魅力を伝えたいと考えています。
まとめ
「FreeiD」と「Knoctoi Lite」の連携は、私たちの生活をより便利で安全にするための大きな一歩です。顔認証という革新的な技術が日常生活に浸透し、新たな社会のかたちを築いていくことに期待が高まります。今後の展開から目が離せません。