令和の時代に甦る、マルサン玩具屋の魅力とは
神奈川県横浜市にある「横浜人形の家」では、2025年12月18日から2026年1月25日までの期間、注目の第二企画展「マルサン玩具屋(チャモヤ)ストーリー」が開催されます。この展示は、かつて昭和の時代に多くの子供たちに親しまれたソフビ怪獣で知られる玩具メーカー「マルサン」の歴史を深く掘り下げる内容となっています。
マルサン玩具の歴史
マルサン社は、昭和初期に創業され、ソフビ怪獣を世に送った先駆者として名を馳せました。彼らの創り出したオリジナルソフビ製の怪獣玩具は、70年代にはその独自性から瞬く間に人気を集め、一時は日本中で風靡しました。しかし、繁栄の裏にはさまざまな苦悩もありました。特に、60年代後半に経験した倒産は、彼らにとって大きな挫折でした。
その後、マルサンは大幅な規模縮小を余儀なくされましたが、それでも彼らは独自の玩具制作に取り組み、復活を果たします。玩具業界は常に変化し続ける厳しい環境ですが、マルサンが今でも多くのファンに支持されていることは歴史の奇跡ともいえるでしょう。
展示内容とその魅力
本展では、マルサンの玩具屋物語を中心に、昭和テイストで精巧に造形されたオリジナルソフビ怪獣や、当時人気を博したマルサン製のヴィンテージ玩具が展示されます。これらの展示品は、ただ単に「見る」だけではなく、当時の思い出を呼び起こす力を持っています。
特に、ソフビ怪獣の造形は、そのユニークで豊かな表情によって子供たちの想像力をかき立ててきました。この機会に、初めてソフビ怪獣の世界に触れる方々も、懐かしむ方々も、楽しむことができるでしょう。マルサンの製品には、ただの玩具以上のストーリーが詰まっています。
展示の開催時間は午前9時30分から午後5時までで、最後の入場は午後4時30分までとなっています。観覧料は大人800円、小中学生400円、未就学児は無料で入館可能です。この観覧料には、入館料も含まれています。
休館日について
展示期間中の休館日は毎週月曜日、そして年末年始には12月29日から1月3日まで休館となります。1月12日(月祝)は開館し、その翌日13日(火)に振替休館しますので、来場の際は注意が必要です。
まとめ
「マルサン玩具屋(チャモヤ)ストーリー」は、玩具としての魅力が詰まっただけでなく、日本の玩具文化の歩みを感じられる貴重な機会です。歴史に名を刻むマルサンのソフビ怪獣とともに、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。ぜひ、横浜人形の家でこの深淵なソフビの世界を体験してください。