珠洲市での新たな生活をデザインするコンテスト開催
日本海に面した能登半島の最先端、珠洲市では、新しい形の「すずぐらし」を描くデザインコンテスト「珠洲市おためし滞在拠点デザインコンテスト」が開催されます。このコンテストは、地域資源を活かしながら、復興に向けた新たな暮らしの在り方を模索する良い機会です。イベントの主催者であるYADOKARI株式会社は、珠洲市と協力し、従来の枠にとらわれないクリエイティブな提案を募ります。
コンテスト概要
珠洲市は、人口約1万人が暮らす小さな町で、豊かな自然と伝統が息づいています。しかし、令和6年1月1日に発生した地震や9月の豪雨により、多くの人々が日常を失うという痛ましい経験をしました。この逆境を乗り越え、希望に満ちた未来を構築するために、本コンテストが立ち上げられました。
コンテストのテーマは「はじまる・つながる・すずぐらし」。このテーマのもと、珠洲で新たに暮らしたいと思う人々と地域がつながり、ともに未来を作るための拠点デザインを募集します。参加者は、珠洲市内での新しい暮らしを提案する滞在拠点のアイデアを提出し、地域活性化に寄与することが期待されています。
コンテストの目的と背景
珠洲市は、自然と共生しながら暮らす文化を持っており、2011年には世界農業遺産にも認定されています。しかし、昨年の自然災害により、珠洲の人々は一時的な生活環境を失い、自らの未来を模索しています。この状況で、このコンテストは参加者が自分たちが思い描く未来の「すずぐらし」を具体化する手段となります。
提案製作に際して求められるのは、「珠洲の地域資源や環境を理解し、地域課題の解決に寄与すること」。新しい地域づくりの視点から、参加者の自由な発想によるクリエイティブな提案が期待されます。また、作品を通して、参加者自身も新たな暮らしの希望を見出すことができる機会です。
審査基準
本コンテストでは、以下のようなポイントが審査されます:
- - 現地の風土や周辺環境を活かした提案であること
- - 地域課題への理解と関心が表現されていること
- - 独自の視点を持った自由な発想であること
- - 「はじまる」「つながる」というコンセプトが感じられること
審査員には、著名な建築家や地域に強い関わりを持つ専門家が名を連ね、珠洲市の魅力を引き出す発想を求めています。
応募方法とスケジュール
参加を希望する方は、事前登録を行った後、指定の提出方法で作品を送信する必要があります。応募は無料で、最優秀賞などの各賞も設けられています。登録期限は2026年1月8日、作品提出の締め切りは同年1月15日となっており、次世代の「すずぐらし」を形にするチャンスが広がっています。
結び
このコンテストを通じて、多くの新しいアイデアが珠洲市には誕生し、地域の再生と発展に繋がることが期待されています。興味のある方は、是非参加して、珠洲での先駆的な生活提案を共有してみてはいかがでしょうか。
詳しい情報や応募要項は、
こちらのウェブサイトをご覧ください。