医療スタートアップ支援
2025-09-24 11:47:54

Nakanoshima Qrossが選んだ9社、海外展開を加速する支援プログラム

Nakanoshima Qrossが選んだ9社、海外展開を加速する支援プログラム



一般財団法人未来医療推進機構(Nakanoshima Qross)は、再生医療を中心に「未来医療」の産業化を目指す取り組みを進めています。最近、同機構は厚生労働省の「創薬クラスターキャンパス整備事業」に基づき、海外展開を加速するための「海外エコシステムブリッジ支援」に選ばれた9社を発表しました。

海外エコシステムブリッジ支援の目的


「海外エコシステムブリッジ支援」とは、スタートアップ企業が海外進出を果たすために必要な支援を行うプログラムです。この支援プログラムでは、2つの支援枠が設けられています。一つは「海外進出支援枠」で、もう一つは「海外戦略加速枠」です。

海外進出支援枠


この枠では、Plug and PlayおよびCIC Instituteと提携し、スタートアップが海外の製薬企業や投資家と面会するための集中プログラムが提供されます。1週間程度の期間で行われ、企業が海外パートナーを獲得するための支援を行います。具体的には、ビジネス戦略のブラッシュアップやピッチ練習などを通じて、企業のニーズに合った現地の投資家やパートナーとの接点を作り、信頼関係を築くことを狙いとしています。

海外戦略加速枠


対するこの枠では、すでに国際展開の経験を持つ企業が対象です。具体的には、現地でのコミュニケーションを通じて臨床試験計画や販売計画を策定する支援が行われます。企業の成長を促進し、グローバル市場での競争力向上を後押しするのが目的です。

選ばれた9社について


選ばれた企業は、以下の通りです:

海外進出支援枠(Plug and Play提供プログラム)


  • - 株式会社イクスフォレストセラピューティクス
  • - ユナイテッド・イミュニティ株式会社
  • - Atransen Pharma 株式会社
  • - ルクサナバイオテク株式会社

海外進出支援枠(CIC Institute提供プログラム)


  • - 株式会社FerroptoCure
  • - 株式会社HOIST
  • - 株式会社抗体医学研究所

海外戦略加速枠


  • - クオリプス株式会社
  • - リジェネフロ株式会社

これらの企業は、プログラムを通じて海外パートナーとのネットワーク構築を進め、日本発の医薬品や治療法をグローバルに展開することを目指しています。

未来医療推進への期待


Nakanoshima Qrossは、創薬シーズの実用化やオープンイノベーションを通じて、日本の医療コア技術の強化を図ると同時に、世界市場での競争力を高めることを目指しています。次世代の医療を支えるスタートアップの活動に期待が寄せられています。

今後のイベント


さらに、横浜で開催される「Nakanoshima Qross Future Medicine Forum」では、これらのスタートアップ企業によるピッチが行われる予定です。10月8日に開催されるこのフォーラムでは、海外エコシステムブリッジ支援対象企業の発表や、アクセラレーターや製薬企業からの支援内容の紹介が行われ、国内外のスタートアップや投資家との交流が促進されます。

【フォーラムの詳細】


  • - 日時: 2025年10月8日(水)15:00~18:30
  • - 場所: TKP ガーデンシティ PREMIUM 横浜ランドマークタワー
  • - 参加対象: 国内外スタートアップ、VC、製薬企業など

このイベントは、大阪・関西万博の影響も受けて注目が集まっており、国内外のライフサイエンス産業への期待が高まる中で開催されることに意義があります。フォーラムでの取り組みが、新たな医療の革新を促進し、国際舞台での活動を活性化させることが予想されます。参加希望の方は、公式ウェブサイトでの登録をお忘れなく。


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