20代男性に人気のコンビニ服、特定ブランドとのコラボが購入動機に

コンビニ服が変わる！20代男性の購買傾向とは

近年、コンビニエンスストアにおけるファッション市場の動向が注目です。特に、株式会社ネオマーケティングが実施した「コンビニファッションに関する調査」からは、20代男性における購入動機やトレンドが明らかになりました。今回はこの調査結果を基に、コンビニ服の現状と今後の可能性について考えてみましょう。

調査概要

この調査は2025年1月24日から1月27日までの4日間に渡り、全国20歳以上の男女を対象にインターネットで実施され、997名からの有効回答が得られました。調査対象者にはコンビニで衣服を購入したことがある人が含まれています。

コンビニ服が必要とされる理由

調査結果によると、コンビニで服を購入する最も大きな理由は「急な必要性を感じたから」であり、その割合は59.3%に達します。従来、コンビニ服は緊急のニーズに応えるアイテムとして認識されていましたが、近年ではよりファッショナブルな商品が増えているため、その認識も変わりつつあるようです。

また、特に20代男性において「特定のブランドとのコラボ商品が欲しかったから」という理由で来店するケースが多いことがわかりました。コンビニは、単なる急な購入先から、ファッションの一環として注目されているのです。

購入行動に見られる明確な分化

さらに、調査結果では男女や年代による購入行動の違いも浮き彫りになりました。コンビニごとに購入する衣類を「分けている」と答えた人は全体で32.0%ですが、20代男性では54.6%、20代女性では51.0%に達します。これは、多様なブランドやスタイルを意識して、コンビニ服を選んでいることを示しています。

購入されたコンビニ服の分析

具体的には、調査に対して「これまでに購入したコンビニ服」で最も多かったアイテムは「ソックス」で、次いで「下着（アンダーウェア）」「インナー（肌着）」が続きました。また、男性20代は「スウェット」や「ハンカチ」といったアイテムも多く購入しています。このように、緊急性の高いアイテムが中心でありながら、日常使いの需要も高まっていることが感じられます。そうした背景には、コンビニ各社によるプライベートブランドやブランドとのコラボ商品が充実していることが影響していると考えられます。

まとめ

急な必要性が起因する買い物が多いコンビニ服ですが、品質の良さやデザイン性の高さから、普段着としても利用されるケースが増えています。コンビニファッションの未来は明るいと言えるでしょう。また、今後の展開としては、特定ブランドとのさらなるコラボレーションが期待されます。コラボ商品を求めてコンビニに足を運ぶ若者が増え続ける中で、コンビニは新たなファッションカルチャーの中心となっていく可能性があります。