リスクマネジメントの重要性と近未来の研修会
非営利団体は地域社会の課題解決に向けてさまざまな事業を展開していますが、持続的な活動にはリスクマネジメントが不可欠です。最近、一般社団法人BLP-Networkが実施したリスクマネジメントに関する実態調査は、非営利団体が直面する課題を明らかにしました。この調査の結果と今後の取り組みについて詳しくご紹介します。
調査結果の概要
調査の結果、非営利団体が運営上の最も大きな課題として「財源の安定確保」が69.4%、続いて「人材の確保・育成」が53.2%と、どちらも多くの団体が直面している問題です。また、助成先団体が助成期間中に経験したトラブルとしては、「助成事業に関する報告が著しく遅延した」が45.9%を占め、次いで「当該事業の責任者が退職し、事業活動を終了または縮小した」が27.9%とされました。これらの問題により、リスクマネジメントの強化が求められています。
課題解決に向けた取り組み
BLP-Networkでは、この調査結果を基に、助成事業を行う団体を支援する活動を進めています。具体的には、リスクマネジメントに関するポータルサイトを設け、多様なリスクへの対応策を示す情報を集約しています。このポータルサイトでは、助成事業を行う団体が抱えるリスクをテーマごとに分け、それに対するアドバイスや具体的な対策を提供しています。
現在、ポータルサイトには5つの記事が掲載されていますが、今後も他団体との意見交換を通じて有益な情報を増やしていく予定です。詳細はこちらから確認できます:
リスクマネジメントポータルサイト
勉強会の開催
2025年7月1日には、助成事業者向けの「リスクマネジメントを一緒にはじめる勉強会」をオンラインで開催します。この勉強会では、調査結果を踏まえて参加者同士で情報交換し、リスクマネジメントの具体的な方法や事業継続のノウハウを学びます。
勉強会のプログラム
- - 第1部 調査結果報告・ポータルサイトの紹介
- - 第2部 パネルディスカッション(登壇者:北海道NPOファンド理事 高山大祐氏、関西大学法学部教授 坂本治也氏)
- - 第3部 参加者同士の議論・発表
参加申し込みや詳細情報は、
こちらからご覧ください。この勉強会は、助成事業を行う団体にとって、同じ課題に取り組む仲間と情報を共有し、理解を深める良い機会となります。
まとめ
助成事業を行う非営利団体は、今後ますます重要な役割を担っていくことが期待されていますが、そのためには持続可能な運営が求められます。BLP-Networkは、リスクマネジメントを通じて団体の支援を行い、地域社会の発展に寄与する活動を進めています。今後とも、多くの団体の皆さまが安心して事業を進められるよう尽力していきます。
詳しい情報やお問合せは、
BLP-Networkの公式ウェブサイトをご覧ください。