テクノロジーファンド発表
2025-11-17 10:30:05

韓国ARKAS EOMグループが5億ドルのテクノロジーファンドを日本で立ち上げ

韓国ARKAS EOMグループが日本向けに5億ドルのテクノロジーファンドを発表



韓国・ソウルの漢陽大学校で開催された「Next Impact 2025」フォーラムで、アンドリュー・エコノモス氏がARKAS EOMグループのCEOとして基調講演を行い、日本向けに5億ドル規模のテクノロジーファンドを立ち上げる計画を明らかにしました。このファンドは、アジアにおける新たなインパクト型ベンチャーキャピタルモデルを象徴するものとされています。

「Next Impact 2025」フォーラムは「互恵経済学とアジア・ビジネスの未来」というテーマで、産官学・投資界のリーダーたちが数百名集まり、重要な議論が交わされました。エコノモス氏の発表は、本イベントの最大の注目ポイントとなりました。

5億ドル規模の「日本テクノロジーファンド」構想



エコノモス氏は、「Mutualityと共有繁栄」をテーマにしたセッションで、日本におけるファンドのビジョンを次のように語りました。

「従来のVCモデルは短期的な利益を重視し、スタートアップと社会・環境の共生関係を軽視している。私たちは、スタートアップの最初の段階からしっかりと関与し、EOMの原則を組み込むことで、次世代のビジネスリーダーを育てていきたい。」


この発言は、ARKAS EOMグループがビジネスの発展と同時に社会的責任も重視していることを示しています。

EOM原則の普及



EOM、すなわち「Economics of Mutuality」は、企業がただ利益を追求するのではなく、人類と地球が抱える共通の課題に持続可能な解決策を提供することを目指す新しい経営理論です。EOM財団の理事であるジェイ・ジャクブ博士は、企業は複数の価値、つまり人的、社会的、自然的、財務的な資産の価値を測定し、向上させるべきだと強調しました。

フォーラムでは、かつての大韓民国国務総理で、ソウル大学の元学長である鄭雲燦氏も、「相互成長」が韓国経済の活性化には不可欠であり、アダム・スミスの「公平な観察者」理論と深く結びついていると述べました。

日本のディープテック分野への注力



新たに発表された5億ドルのファンドは、特に日本のディープテック分野に焦点を当て、技術革新を通じて社会課題を解決するスタートアップ企業を支援することを目指します。このファンドは、EOM原則とARKAS EOMの独自プログラム「Arkas Ascend」を適用し、財務的リターンだけでなく社会的影響も実現する「ウィン・ウィン」を追求します。

アークスEOMグループについて



ARKAS EOMグループは、アブダビを拠点とするテクノロジーに特化した多段階成長型投資プラットフォームです。私たちはEOMの原則に基づいたインパクト投資を通じて革新を促進し、日本のスタートアップに対しても国際的なパートナーシップを結ぶことで、オープンイノベーションを進めています。アブダビ、東京、ジュネーブ、ニューヨークにあるオフィスが連携し、持続可能で技術的に先進的な未来を共に築くことを目指しています。
公式サイト: ARKAS EOM

この発表は、今後のビジネス環境や投資戦略に大きな影響を与えることが期待されており、注目が集まっています。


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