アズビルが新リース会計基準適用に向けて「ProPlus」を活用した道のり
アズビル株式会社は、2026年4月に施行予定の新リース会計基準の早期適用を目指し、株式会社プロシップの「ProPlusリース資産管理システム」を導入しました。これにより、同社はIFRS(国際財務報告基準)任意適用に伴う新たな会計処理の統一を図り、ごく円滑な業務運営を実現しています。
導入の背景
アズビルでは、IFRS任意適用に伴い、会計処理の統一を重要視しました。この動きの中で新リース会計基準の早期適用も決定し、制度対応とグループ標準化を一体的に進めています。このプロジェクトにおいては、リース管理の効率化が求められており、「ProPlus」がその課題解決の鍵となったのです。
特に、アズビルが抱えていた課題には以下のようなものがありました:
- - 二重帳簿と並行開示への対応:従来のリース管理システムでは、IFRS適用に必要な連結リース会計処理への対応が困難でした。
- - 業務負荷やコストの軽減:SAPアドオンを利用する場合、詳細な要件定義が必要で、操作性やコスト、担当者の負担も軽減する必要がありました。
- - グループ統一プラットフォームの構築:正確な会計仕訳を生成し、単体決算と連結決算の双方で活用できる標準パッケージが必要でした。
- - 資産除去債務の一元管理:新たに必要となった資産除去債務の管理を、固定資産と一元化して行う仕組みが求められました。
「ProPlus」の導入理由
アズビルは多くの選択肢を比較した結果、以下の理由から「ProPlus」を採用することを決定しました:
- - 豊富な実績と支援体制:100社以上のIFRS第16号対応プロジェクトの実績を持ち、アズビルの課題に応じた迅速かつ効果的なサポート体制が評価されました。
- - 高機能と二重帳簿対応:資産除去債務を含む一元管理が可能で、従来システムよりも効率的に会計処理が行える機能が搭載されています。
- - ERP(SAP)との高い親和性:SAPから独立して操作できるものの、SAPとの連携が容易である点も評価されました。
- - グループ展開に適した運用性:国内子会社を含めた共通プラットフォームとしての展開のしやすさがあり、サポートも充実しています。
導入後の効果と展望
アズビルでは、IFRSの移行に伴い「ProPlus」を2025年度より実施し、新たに導入された新会計基準に対しても順調に運用が行われています。今後はグループ企業のさらなる運用強化のほか、海外拠点での外貨建てリース契約の管理・運用の高度化に取り組みます。特に導入により以下の効果があったことが挙げられます:
- - 決算プロセスの標準化:契約の登録から始まり、リース判定や会計処理、決算資料作成までの業務プロセスが標準化され、スムーズな運営が実現しました。
- - グループ間の連携強化:一元化されたシステム基盤により、問題発生時の迅速な対応が可能になり、各社がノウハウを共有しやすくなりました。
まとめ
アズビルは、複雑なリース会計基準に対処し、グループ全体の運営を効率化するために「ProPlus」を選びました。この選定によりリース会計の複雑性を軽減し、実務上の課題をクリアにしていくことが可能となっています。導入によるさまざまな改善効果が確認され、今後もこのシステムを活用してさらなる業務の標準化と効率化を図る方針です。アズビルは、制度面・実務面の両方でしっかりとした基盤を持ち、未来へ向けた更なる進展を目指すことでしょう。