新ブランド『OOLLSEE』
2026-03-05 14:05:56

荒廃した茶園から誕生した新ブランド『OOLLSEE』の挑戦と未来

茶園の再生に挑む新ブランド『OOLLSEE』



静岡県が誇る茶文化と環境問題に立ち向かうブランドが新たに登場しました。それが、新ブランド『OOLLSEE(オールシー)』です。このブランドは、耕作放棄茶園に残る茶葉だけでなく、枝や実、さらには茶花までを原料として利用し、新しい食品や化粧品を生み出すことを目的としています。これにより、地域活性化と環境保全を同時に目指す循環型ビジネスモデルを構築することが狙いです。

1. 背景:増加する荒廃農地とかつての茶樹



日本の農林水産省のデータによると、全国の荒廃農地は約26万ヘクタールに達し、茶の名産地である静岡県でも特に耕作放棄された茶園が増加しています。急激な高齢化と後継者不足により、管理が行き届かなくなった茶園が荒れ、地域の景観や生態系に悪影響を及ぼしています。しかし、実はこれらの茶樹には未利用の資源が豊富に存在しており、茶葉だけでなく、枝や実、茶花も価値ある原料となるのです。このような背景から「OOLLSEE」は立ち上がりました。

2. 協業の力:伝統技術と新興ブランドの融合



本プロジェクトは「OOLLSEE」における新しいビジネスモデルを構築するために、静岡の老舗製茶問屋である岩崎恭三商店の伝統的な加工技術と、大阪の株式会社hailuの革新的なブランド設計力を組み合わせています。具体的には、次のような取り組みがなされています。

  • - 丸ごと活用するモデル:茶葉はもちろんのこと、茶の枝は飲料や食品として、茶実はオイルとして、茶花はスキンケアの原料として活用することで、廃棄物を出さない循環型モデルを構築しています。また、製造で生まれる副産物も、釉薬や染料に流用することで再利用しています。

  • - 高付加価値商品の開発:現代人の日常に取り入れやすい商品を目指し、ユーザーが自然との接点を持ちやすくする商品設計を行っています。それにより、地域の農家に還元できる仕組みも確立しています。

  • - 海外市場への展開:2026年1月には、米国サンディエゴで開催されるWinter Fancy Food Showに出展予定で、日本茶の魅力を海外にも広める機会を作っています。

3. ブランドの理念と今後の展望



「OOLLSEE」が掲げる理念は「ひとつが、ひろがる。ひとときを、つなげる。」というものです。このブランドは単一の原料から広がる可能性を追求し、人と地域、さらには世界とのつながりを深めることを目指しています。今後の展開には以下のような計画があります。

  • - 新製品発売:2026年3月には抗酸化作用が期待できる茶実オイルや茶花エキスを使用したアロマティック化粧品ラインの発売を予定しています。
  • - きっかけとなる商品:生活の中で手軽に日本茶を楽しむためのインスタントスティックとして三年番茶を販売し、国内外の市場への浸透を図ります。
  • - 持続可能なモデルの確立:長期的には、耕作放棄茶園を再活用する面積を広げ、自治体などとも連携して持続可能なビジネスモデルを構築していきます。

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この取り組みを支える企業、株式会社hailuと株式会社岩崎恭三商店には、それぞれ異なる強みがあります。株式会社hailuは最新のブランド戦略を、岩崎恭三商店は長年の経験から培った茶加工技術を持っています。お互いの強みを活かした協業によって、より良い製品を生み出し、地域資源の価値を高めていくのです。

まとめ



『OOLLSEE』は、日本の茶文化を現代に活かし、持続可能な未来を見据えた新しいブランド力として注目を集めています。この活動が地域に新たな息吹をもたらし、さらなる発展を促進していくことを期待しています。


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