岡山大学の研究強化
2025-02-02 00:55:47

岡山大学が地域と協力して研究基盤の強化を促進─J-PEAKS事業に向けた意見交換会開催

岡山大学が地域と連携して研究基盤の強化を促進



国立大学法人岡山大学(所在地:岡山市北区、学長:那須保友)は、2025年2月2日に開催された意見交換会で、地域の大学と協力して研究力や課題解決の推進に向けた取り組みを紹介しました。この会合は、大阪大学、大阪公立大学、奈良工業高等専門学校との共同で行われ、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)に関連するさまざまな議題が取り上げられました。

意見交換会の概要



意見交換会は2024年12月27日に、大阪大学の豊中キャンパスで行われました。各大学はそれぞれの研究機器共用事業や、特に液体ヘリウムのリサイクルなどの取り組みについて情報を共有しました。特に、液体ヘリウムは冷却用途として重要な役割を果たしており、その効率的なリサイクルのための地域連携は、各大学間での技術共有を促進します。

本学が提唱する液体ヘリウムリサイクルシステムは、参加機関との共同作業によって実現を目指しています。このリサイクルシステムの確立により、中四国・播磨地域の研究環境が大きく向上することが期待されています。

各大学の発表内容



意見交換会では岡山大学からも多くの発表がありました。特に、研究・イノベーション共創機構機器共用推進本部の畑中耕治本部長は、研究基盤とは研究設備だけにとどまらず、その運用を担う人材の重要性にも言及しました。彼は、「人材育成やチームの共用は、研究基盤の強化に不可欠」であると強調しました。同様に、河本雅紀課長は「人材の高度化」や「イノベーション創出の場としての研究基盤の整備」について話し、技術部門の高い専門性を活かすことが重要だと説明しました。

研究力向上に向けた地域連携



岡山大学の目指す地域連携の強化は、J-PEAKS事業の中心的テーマの一つです。この取り組みを通じて、地域および国際的な研究環境が大きく前進することを期待しています。また、意見交換会の後に行われた大阪大学の機器利用予約システムについての意見交換は、今後の効率的な研究機器利用の促進に寄与することでしょう。

まとめと今後の展望



岡山大学は、2023年12月22日に文部科学省のJ-PEAKS事業に採択され、今後も研究基盤の強化に努めていく所存です。地域との連携を深め、より良い研究環境を整備することで、社会全体の研究力向上、さらにはイノベーション創出につなげていきます。この新たな挑戦に期待が寄せられています。地域との共創を通じて、岡山大学がどのように未来を切り開いていくのか注目です。


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