岡山大 山田教授の研究
2025-02-01 23:51:30

岡山大学 山田浩司教授が感染症研究財団から基礎基盤研究に採択

岡山大学の新たな感染症研究



国立大学法人岡山大学(所在地:岡山市北区)は、最近、山田浩司研究教授が「2024年度シオノギ感染症研究振興財団基礎基盤研究」に採択されたことを発表しました。この採択により、山田教授は新たに「熱帯熱マラリア原虫の細胞分裂を司る膜狭窄・分裂機構の解明と新規創薬ターゲットの創生」というテーマのもと、2025年度からの3年間にわたり、研究を進めることになります。

ワンヘルスの概念に基づく新しいアプローチ



シオノギ感染症研究振興財団は、特定の病原体に限ることなく、感染症に関する研究全般を支援しています。このような取り組みは、ワンヘルスの概念を基盤にしており、人間、動物、環境を一体的に考えることが求められています。

山田教授は、「マラリアはエイズや結核と並ぶ世界の三大感染症の一つで、毎年多くの命が失われています。新たな抗マラリア薬の開発が急務です」と語っています。この研究は、岡山大学に導入された高性能のクライオ電子顕微鏡などの最先端の観察機器を駆使し、マラリア原虫の分裂や増殖のメカニズムを解明することを目的としています。

研究の成果がもたらす期待



新たな研究課題により、マラリア原虫の細胞分裂に関する理解が深まれば、それに基づいた抗マラリア薬の開発が進む可能性があります。これにより、世界中の人々にとって重要な健康問題に対する解決の手掛かりとなることが期待されています。

今後、岡山大学はこの分野における研究力をさらに強化し、地域や国際社会に貢献していく方針です。山田教授をはじめとする研究チームには、これからも大いに期待が寄せられています。

岡山大学の研究基盤



岡山大学は、医療や科学技術分野において強みを持つ研究大学であり、その特色ある研究活動が多くの成果を生み出しています。今回の採択も、その一環として、さらなる研究の深化が図られることでしょう。特に、異分野の知識や技術を融合させた研究が今後の革新を導く鍵となると考えられます。

そのため、岡山大学は引き続き地域中核・特色ある研究大学としての地位を確立し、「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現にも寄与することを目指しています。地域の期待に応え、世界に発信できるような研究の推進が望まれています。どのような成果が得られるのか、今後の展開に注目が集まります。


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