神奈川でのFinTechサービス利用実態調査結果を発表！新しい金融のカタチとは

最近、株式会社バリューファーストが行ったFinTechに関する調査結果が注目を集めています。この調査では、神奈川県のクラウドワークスに登録する10代以上の男女400名を対象に、FinTechサービスの利用実態とその普及率が明らかになりました。

FinTechサービスとは？

FinTechとは、「金融 (Finance)」と「技術 (Technology)」の2つの言葉を組み合わせた造語で、主に金融サービスと情報技術の融合を指します。今回は、調査を通じてFinTechの認知度や利用状況を探っていきます。

認知度調査結果

アンケート結果によると、回答者の72.5％が「FinTech」という言葉を知っていましたが、具体的な内容まで理解している人はわずか17.5％に過ぎません。これは、今後の普及活動にとって大きな課題とも言えるでしょう。

利用状況：87％がFinTechサービスを利用

驚くことに、今回の調査では実に87％の回答者がFinTechサービスを利用したことがあると答えています。中でも最も多く利用されているのは「キャッシュレス決済」で、約8割がこの手段を利用しています。また、「ネットバンキング」や「アプリでの送金機能」も多くの支持を得ており、徐々に日常生活に浸透していることが分かります。

特に注目すべきは、今後利用してみたいFinTechサービスの意見です。多くの人が「ロボアドバイザー」などのAIによる資産運用に興味を示しており、FinTechサービスの未来への期待が伺えます。

FinTechサービスの魅力

調査では、FinTechサービスを利用する最大のメリットとして「時間や場所を選ばず利用できる」ことが挙げられました。インターネット上での取引が主流のため、ユーザーは自分のライフスタイルに合わせて自由に利用できます。この点は、特に若年層を中心に支持されている要因かもしれません。

セキュリティに対する不安

一方、FinTechサービスに対する不安も少なくはありません。特に、セキュリティや情報漏洩に対して多くの声が上がっています。最近は、サイバー攻撃の手口が巧妙化しており、ユーザーは常に危険と向き合っています。実際、回答者の中には「IDやパスワードの使いまわしを避ける」などのセキュリティ対策に気を配っている人が多く、9割以上が何らかのセキュリティ対策を実施しています。

今後の展望

この調査結果から、FinTechサービスの普及は今後も続くと予想されます。実際に、金融庁はデジタル技術を用いた金融サービスの変革に対応する方針を打ち出しており、2025年には「Japan Fintech Week」などさまざまなイベントが開催される予定です。これにより、金融イノベーションの未来に向けた議論が進んでいくことでしょう。