生理について話そう
2025-03-07 14:43:32

母娘間の生理に関するコミュニケーション:調査結果から見える新たな実態

母娘間の生理に関するコミュニケーション:調査結果から見える新たな実態



近年、月経に関するオープンな対話が増えていますが、実際のコミュニケーションの状況はどうなっているのでしょうか。日本製月経カップブランド「murmo」を展開する株式会社murmurが行った調査によると、母娘間の生理に関するコミュニケーションが過去の世代と比べて顕著に増加していることがわかりました。

調査の概要


株式会社murmurは2025年1月28日から2月18日までの期間に、10〜20代の女子学生と中学生から大学生の娘を持つ母親を対象に「生理に関する親子のコミュニケーション」に関する調査を実施しました。この調査には1,007人が参加し、インターネットを通じて意見を収集しました。

生理に関する会話の増加


調査の結果、10〜20代の学生の女子は母親との間で生理について話し合っている割合が84.7%に達し、一方で同世代の母親は54.5%が自分の母親との間で生理について話していたと回答しました。これは、母親世代と比較して、コミュニケーションが実に30%も増加していることを示しています。

コミュニケーションの質について


次に、親子それぞれに「生理について十分にコミュニケーションがとれていると思いますか?」と尋ねたところ、7割以上が「そう思う」と回答しています。しかし、娘世代の中には「コミュニケーションが足りない」と感じる人も多く見られます。この違いが何を意味するのか、深掘りしてみましょう。

母親は「話すこと」がコミュニケーションの指標と捉えやすい反面、娘世代は「共感・理解されているか」が重要であるという認識の違いがあるかもしれません。親世代と子供世代のコミュニケーションの質を評価する基準が異なるため、表面的な会話では満足できない傾向があると見られます。

母親の心配と支援の実態


続いて、母親が娘の生理についてどのようなことを心配しているかという質問には、主に「生理痛(46.1%)」や「体調の変化(43.3%)」といった回答が得られ、母親が子どもの健康を気にかけていることがわかりました。また、どのようにサポートすればよいかに悩む母親もいる一方で、多くは特に困っていることはないとの回答が寄せられました。

それでも、娘が生理について話しづらいと感じる理由は「恥ずかしい」との回答が最も多く、家庭内での生理に関する話題が定着していないことがこの問題を生んでいることが示唆されます。

デリケートゾーンの悩み


それでは娘世代が生理についてどのような悩みを抱えているのか。生理痛に加えて、デリケートゾーンのムレや臭いが大きな悩みの一つとして浮き彫りになりました。興味深いのは、母親世代はこの問題をあまり心配していない点です。この認識のずれが、親子間のコミュニケーションの障害になっている可能性があります。また、相談したい内容があっても恥ずかしさから口にできない状況も見受けられます。

理想的な親子関係


調査の最後に、「女性特有の悩みをシェアし合える親子関係は理想的だと感じますか?」という問いには、約9割が「そう思う」と回答しています。これは、親子でオープンに話し合う文化が浸透しつつあることを示しており、今後ますます進展が期待されます。

まとめ


このように、生理に関する母娘間のコミュニケーションは確実に増えてきています。しかし、まだまだ解決すべき課題も存在します。表面的な会話だけでなく、深いレベルでの理解と共感が求められています。皆さんも、murmoが提供するリソースを活用し、親子のコミュニケーションをより豊かなものにしていきましょう。生理に関するデリケートな話題でも、気軽に会話できる場を築いていきたいものです。


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