江ノ電が挑む!ギャル式組織変革プロジェクトの全貌
はじめに
江ノ島電鉄が進める新たな組織変革プロジェクトが、CGOドットコムとの連携を通じて実現しています。このプロジェクトは、社員一人一人が主体的に意見を持ち、自由に発言する文化を育てることを目的としており、「ギャル式ブレスト®︎」というユニークな手法を活用しています。
江ノ電とは
江ノ島電鉄は、湘南の藤沢と古都・鎌倉を結ぶ短い鉄道路線を運行しています。全長約10kmという短い距離ではありますが、美しい海の景色や個性的な沿線風景で地域住民や観光客に親しまれています。鉄道サービスに留まらず、観光業やマイクロモビリティ事業など多角的なサービスを展開し、地域活性化にも力を入れています。
組織変革の背景
江ノ島電鉄は2035年までの事業拡大を目指し、「地域プロデューサー」というビジョンを掲げています。このビジョン実現に向けては、全社的な変革が必要となっており、タスクフォースの結成や意見交換の場が設けられています。しかしながら、社員の多くが自分の意見を述べることに対して心理的なハードルを感じることが課題として浮上しました。特に、安定したインフラ企業であるため、発想力を鍛えることが容易でないとの認識がありました。
ギャル式ブレストの導入
これらの課題を解決するために、CGOドットコムは「ギャル式ブレスト」を導入しました。この手法は、社員が自らの意見を出しやすい環境を醸成し、自由な発想を生むことを目的としています。プログラムの設計は、担当者へのヒアリングに基づいており、フラットでオープンなコミュニケーションを促進します。
プログラムのステップ
プログラムは以下のステップで構成されています:
1.
自分アピールタイム:参加者が自分の好きなことを話し、相互理解を深めます。
2.
会社説明:会社の特徴を共有し、共通理解を促進します。
3.
アイデアブレスト:未来志向のアイデアを自由に発表し合います。
4.
アイデア発表:得られたアイデアをワークシートにまとめ、発表を行います。
成果と反響
この試みの一環として、実際に出てきたユニークなアイデアの例がいくつかあります。例えば、「深夜にぼたもちを投げるお祭り」や「江の島大橋での綱引き大会」など、参加者の個性が色濃く反映された発想が浮かび上がりました。
実施後のアンケートでは、参加者の82.4%が自分の意見を多く発し、100%が自由な発言ができたと感じました。その満足度も93%と高評価で、自分らしさを表現できたことに喜びの声が寄せられています。
まとめ
CGOドットコムは、今後も江ノ島電鉄と共に変革を進め、組織の発展をサポートしていくとしています。新しいアイデアを生み出すためのカジュアルでポジティブな環境が、企業の価値創造にどのように寄与するのか、引き続き注目が集まります。江ノ島電鉄の新たな挑戦が、地域の魅力を一層引き出すことを期待しています。