岡山大学の革新技術
2025-07-06 21:17:24

岡山大学が次世代技術を発表!柔軟性と力強さを兼ね備えたアクチュエータの未来

岡山大学が次世代技術を発表!



2025年6月25日、岡山大学津島キャンパスの共創イノベーションラボ(KIBINOVE)にて、「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」主催のミニシーズ発表会が開催されました。このイベントには、県内の企業や自治体から16人の参加者が集まり、地域と大学の連携を深める重要な機会となりました。

発表のメインは、学術研究院環境生命自然科学学域の研究者、下岡綜助教による「柔らかさ×力強さを両立した次世代空気圧アクチュエータ」についての講演です。アクチュエータは、電気信号に応じて動作を生み出す装置で、広く産業ロボットや医療機器に用いられています。

特に、近年注目されているソフトアクチュエータは、高い柔軟性と安全性が求められています。しかし、従来は「柔軟性があるが力が弱い」「高出力には高圧が必要」といった課題がありました。そこで、今回発表された新たなアクチュエータ「EFPA(Extended Flat Pneumatic Actuator)」は、この両者を見事に両立させています。

下岡助教は、EFPAの特徴を詳しく説明しました。特に、独自の構造と材料の工夫により、柔らかさを保ちながら高出力を実現し、更に低圧で駆動しつつも、動作遅れ(ヒステリシス)が少なく、精密な制御が可能です。この技術は、医療や介護分野におけるロボットやウェアラブルデバイスなど、様々な応用が期待されています。

講演後のデモンストレーションでは、実際のEFPAが力強く、しかししなやかな動きを見せる姿に、多くの参加者が感心していました。アクチュエータの具体的な応用や今後の研究に関する熱心な意見交換も行われ、学術と産業が手を取り合う機会となりました。

岡山大学は、県内の企業や自治体、さらに学生との共創を通じて、新たなイノベーションの創出を目指しています。おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)は、デジタル技術を活用したイノベーション促進を目的として、地域の生産性向上と若者の県内定着を図る取り組みです。このような取り組みが今後の地域づくりにどのように寄与するのか、是非注目していきたいところです。

興味のある企業や個人は、お気軽にOI-Start事務局までお問い合わせください。新たな技術やビジネスの可能性を追求する機会が広がっています。地域中核大学として、岡山大学のさらなる挑戦に期待しましょう。

お問い合わせ先


  • - おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム事務局
  • - 住所:岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 自然科学系総合研究棟 6F
  • - TEL:080-7178-7277
  • - E-mail:oi-start◎okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換え)

ここに記載された情報が、地域の科学技術の発展に寄与し、多くの人々にとってのインスピレーションになれば幸いです。


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