打楽器の未来を拓く音楽体験、MUSIC DAY SERIES 2025
神奈川県立音楽堂で、画期的な音楽イベント「MUSIC DAY SERIES 2025」が開催されます。このシリーズは、世界的に名を知られるパーカッショニスト、加藤訓子が手がけており、昨年の公演で取り上げられた作曲家、イリャン・チャンに続く注目のイベントです。
2025年度は、日本の現代音楽の先駆者である権代敦彦に焦点を当て、その音楽的世界を世に広める重要な機会となります。権代氏は1986年に桐朋学園で初演された《リベラ・メ》以来、40年以上にわたって現代音楽界で活躍し続けています。その音楽は、常に時代の呼吸に寄り添いながら新たな響きを追い求めており、演奏者たちにとっては大きな挑戦であり、喜びでもあります。
開催概要
「MUSIC DAY SERIES 2025」は、2025年9月20日(土)の14:00に開演し、神奈川県立音楽堂にて実施されます。会場では、加藤訓子をはじめとする実力派の打楽器奏者たちが集結し、権代作品の数々を演奏します。この珍しい機会を通じて、彼の音楽の現在地と未来図を提示します。加藤はこの公演を通じて、権代氏の音楽が次世代へと受け継がれることを強く期待しています。
出演者
公演には、加藤訓子のほかに、多数の才能あふれるアーティストたちが名を連ねています。岩見玲奈、會田瑞樹、新野将之など、各分野で活躍する打楽器奏者たちが演奏に参加し、リスナーに独自の音楽体験を提供します。
演奏曲目
今回の公演では、権代敦彦氏の幅広い作品が演奏されます。1986年に委嘱された《リベラ・メ》に始まり、2001年の「アンジェラス / 晩祷の鐘」、同じく2001年の「最愛なるイエスよ、我等ここに集いて」、さらには2021年の未発表曲「”シ”の彼方に」などが演奏予定です。これらの楽曲は、権代氏の打楽器への情熱と探求の結果として、聴衆に深い感動を与えることでしょう。
チケット情報
チケットは、すでに前売りが開始されています。A席は5,000円、B席は4,000円、U-25チケットは3,000円と、学生や若者にもアクセスしやすい価格で提供されています。チケット購入は、電子チケット販売サイト「teket」にて行えます。
公演は、特定非営利活動法人芸術文化ワークスと神奈川県立音楽堂の共催となり、現代音楽の魅力を存分に楽しむことができる機会です。
この「MUSIC DAY SERIES 2025」を通じて、権代敦彦の革新と伝統が結実する音楽の旅に、多くの人々が参加することを願っています。すべての音楽愛好者にとって、忘れられない一日となることでしょう。音楽で繋がるこの特別な体験をぜひお見逃しなく!