岡山大学と国際連合大学の交流協定締結
2025年10月20日、岡山大学津島キャンパスにて、岡山大学と国際連合大学(通称、国連大学)の国際交流協定の調印式が行われました。これは両大学が持続可能な社会の実現に向けた共同の取り組みを強化する重要な第一歩となります。調印式には双方の学長や関係者が出席し、協力の内容や期待が語られました。
国際交流協定の背景
国際連合大学は、環境問題や社会的課題に取り組むための高等教育機関としての役割を果たしています。一方、岡山大学も地域の持続可能な発展に寄与するため、様々な研究や教育活動を展開しています。両者は2017年に「持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けたRCE第一回世界会議」を共催したことを皮切りに交流を深めてきました。このたび結ばれた協定は、それらの関係をさらに強化するものです。
具体的な取り組み内容
協定締結後、両大学では主に以下の分野での連携を強化していくことを目指しています。
- - 教育と研究の連携:岡山大学の教員や学生が国連大学およびその研究機関と共同で研究を行う機会を増やすこと。
- - 学生交流プログラムの構築:インターンシッププログラムなどを通じて学生が国際的な視野を広げられるような環境を整備すること。
那須学長は、「特に国連大学が持つ世界12か国における研究機関との連携を積極的に進めていきたい」という意向を述べました。
過去の交流活動と今後の展望
両大学は、国連の持続可能な開発目標に向けた活動を通して多くの交流を行ってきました。2024年には国連大学の学長が岡山大学を訪問し、「国連大学とSDGs推進に果たす役割」に関する講演会も計画されています。
さらに、地域の持続可能性を考えるプラットフォームへの参加や、教員が国連の「高等教育サステイナビリティ・イニシアチブ」に加わるなど、国際的な連携は着実に進んでいます。
まとめ
岡山大学と国連大学の国際交流協定の締結は、双方の大学にとって新たなチャレンジの始まりです。持続可能な未来を目指すためのアカデミックな連携を深め、地域社会に貢献する教育・研究の実践を推進することで、両大学が果たす役割がますます重要になります。今後の進展に注目です。