岡山大学発ベンチャーABABAが新たな就職支援サービスを展開
国立大学法人岡山大学の発ベンチャー企業、株式会社ABABAが新たな資金調達を行い、さらなる事業の発展を目指しています。今回の資金調達額は12.5億円で、累計調達額は18.2億円に達しました。これにより、ABABAの目指す新卒採用支援サービスの成長が期待されています。
ABABAが提供しているダイレクトリクルーティングプラットフォーム「ABABA」は、新卒学生と企業をダイレクトにマッチングする仕組みを持っています。最終面接に進んだ学生だけが登録できる特別なサービスで、企業側は効率的に優秀な人材を見つけることができます。学生にとっては、内定の機会を広げる効果があり、従来の採用プロセスを大きく変えるものです。
さらに、ABABAは2024年11月に「REALME」という新しい就職支援サービスを立ち上げました。このサービスでは、これまで集めた7万人以上の就活生のデータを基に、AIが約20分間の模擬面接を実施します。その結果、学生は自分自身の能力を数値で把握できるほか、志望企業の最終面接をクリアした先輩たちと比較するフィードバックを受けることができます。実際に、正式リリースからわずか3か月で登録者数が3万人を超え、多くの学生に支持を得ています。
ABABAの代表取締役、久保俊貴さん(岡山大学大学院生)は、「今回の資金調達によって、既存事業の成長を加速させ、新しいサービスの研究開発も進めていくつもりです。特に2026年春に卒業予定の学生に向けたサービスの拡充を進め、より多くの学生が自分に合ったキャリアを見つけられる環境を整えていきたいと考えています」とコメントしています。
岡山大学とABABAのこれからの取り組みから目が離せません。地域の中核として役立ち、特色ある研究を行う岡山大学のプロジェクトがどのように展開されていくのか、注目が集まります。ABABAは就職活動の新たな形を提案し、学生と企業の架け橋としてますますの活躍が期待されます。
参考情報
ABABAの成功に向けて、今後も注目していきたいですね。