犬型ロボットの農業活用
2025-03-23 16:56:21

岡山大学が犬型ロボットを活用し農作業支援の実証モデルを提案

岡山大学が犬型ロボットで農業を変える



岡山県久米南町において、国立大学法人岡山大学が犬型ロボットによる農作業支援の実証実験を行い、地域の就農者との意見交換が盛況に実施されました。このプロジェクトは、内閣府が推進する「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環で、農業の効率化を目指しています。

実証実験の概要


実証は2025年2月28日に行われ、岡山大学の教職員を始めとする研究者、さらには高知工科大学の栗原教授と学生、久米南町の片山町長も参加しました。ここでは、犬型ロボット「Spot」と「Unitree Go2」を用いて農業作業をサポートする可能性を探ることが目的です。

ロボット「Spot」のデモ


「Spot」は、まず農場の地形をマッピングする役割を担いました。これにより、ロボットが環境を把握し、具体的な作業をする準備が整いました。また、音声認識機能を活用して、自動で収穫用の籠を特定のトラックまで運搬するデモンストレーションも行われました。この流れを見た参加者からは、効率的な作業方法としての評価が寄せられました。

「Unitree Go2」の実験


「Unitree Go2」は、より機動的なテストを通じて、農場での動作能力や制御技術の有効性が検証されました。参加した学生たちは、ロボットにジャンプや障害物回避などの動作を指示し、その応答を見ることで、実際の農業現場における運用可能性を探りました。

地元農業者との意見交換


実証実験後には、地元の就農者との意見交換が行われ、参加者からは「犬型ロボットの活用により、農作業の身体的負担を軽減できる」という意見や、「防犯や鳥獣被害対策としても有用ではないか」といった具体的な提案が挙がりました。このように、現場の課題解決に向けた話し合いが進められ、今後の技術の活用方法に期待が高まっています。

持続可能な農業への期待


岡山大学では、今後も久米南町を含む地域の農業現場との連携を深めていく予定です。次世代の農業支援に向けた取り組みとして、最先端技術を活用し、持続可能な農業実現に向けた実証実験を続けていきます。こうした取り組みに、地域の皆さんの理解と協力を重ねて期待したいところです。地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の挑戦が、農業分野だけでなく地域全体に新たな風を吹き込むことを願っています。


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