岡山大学の未来創造
2025-05-10 21:57:21

岡山大学が挑む未来創造の舞台—PSI GAPファンド DemoDay2025の魅力

岡山大学が挑む未来創造の舞台



2025年5月10日、岡山市にある国立大学法人岡山大学が出席する重要なイベントが広島市で開催されました。それが「GAPファンド ステップ1 DemoDay2025」です。このイベントは、中国・四国地域の大学が協力して立ち上げたスタートアップ支援プラットフォーム「Peace & Science Innovation Ecosystem(PSI)」によるもので、岡山大学からも多くの研究者が参加し、それぞれの革新的な研究を発表しました。

PSI GAPファンドとは?



PSI GAPファンドは、科学技術振興機構(JST)の支援を受けており、優れた技術の社会実装を加速させることを目的としています。資金提供だけでなく、起業に向けたアクセラレーションプログラムや伴走支援、国際展開支援などが行われており、起業を志す研究者たちにとって非常に価値あるプラットフォームです。ファンドは「ステップ1」と「ステップ2」に分かれており、今回のDemoDay2025ではその「ステップ1」に採択された研究者が成果を発表しました。

研究者たちの挑戦と発表



岡山大学からは、医歯薬学域の能勢直子助教、長谷井嬢教授、教育学域の寺澤孝文教授の3名が登壇しました。各研究者はそれぞれ異なる分野での革新的な取り組みを発表しました。

  • - 能勢助教は、医療現場での高精度診断を実現する新しいPETトレーサーの開発について語り、その技術が神経芽腫やパーキンソン病、心不全などの疾患にどのように貢献するかを示しました。医療現場の負担軽減やコスト削減を目指すその意気込みは多くの賛同を受けました。

  • - 長谷井教授は、生成AIを活用したメンタルヘルスケアアプリの開発を発表しました。このアプリは、患者に寄り添うことを目的としており、医療現場での活用から始まり、広く社会に展開する計画を語りました。AI技術の進歩が、どのように医療の質を向上させるかに注目が集まります。

  • - 寺澤教授は、学習を可視化し、意欲を高めるための新たな教育支援システム「マイクロステップ・スタディ」を紹介しました。1日たった5分の学習を積み重ねることで大きな成果が得られるこのアプローチは、教育現場に新たな風を巻き起こすことでしょう。

各発表の後は、参加者との意見交換が行われ、さらなる議論が深まりました。このように、研究者たちの情熱と創意工夫が生み出すアイデアの数々は、未来の社会にどのように影響を与えるのか、期待が高まります。

岡山大学の取り組みと支援体制



岡山大学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部を中心に、研究者や学生たちに向けて多角的な支援を行っています。初心者からベテランまで、起業を目指す人々の相談に応じており、技術シーズやビジネスプランの事業化に向けたアドバイスを行っています。また、2025年度のPSI GAPファンドの公募も間もなく開始される予定で、岡山大学は応募準備から申請、事業化までの伴走支援を行うとのことです。

新たなアイデアと技術が生まれる土壌を提供し、地域社会と共に成長する岡山大学の未来への挑戦に、私たちも注目していきたいと思います。地域中核・特色ある研究大学としての専念を続ける岡山大学の取り組みに、引き続き期待が寄せられることでしょう。


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