2024年度のヨコハマ海洋市民大学では、3月6日(木)に第10回講座「海辺の文化祭 直前作戦会議」が象の鼻テラスで開かれました。21名の参加者が集まり、横浜の海を守るための新たな挑戦について意見を交換しました。
この講座は、横浜市が掲げる「海洋都市横浜」や「インナーハーバー構想」に基づき、海に関する様々な社会課題を理解し、自発的にアクションを起こす市民を育成することを目的としています。実行委員会は、参加者が自ら考え行動できるよう、年に10回のセッションを開催してきました。
参加者の自己紹介では、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが、それぞれの活動内容や文化祭での役割について話をしました。「海の楽しさを伝えたい」「海のロープワークを広めたい」といった情熱溢れる発言が多く、会場には連帯感が漂いました。
会議の中では、「海への興味を人々に広げ、社会課題を発見し解決していく必要がある」という共通の認識が確認されました。参加者の中には、活動を通じて知識を広めることが効果的だと考える者や、地域社会に海文化を根付かせたいと志す者もいました。
「海を通じて人々を結びつけることができる」との意見もありました。参加者がそれぞれ異なる視点を持ちながらも、一つの目標に向かって進んでいる様子は印象的です。
準備が進む「海辺の文化祭」は、2025年の開催が決まっており、参加者たちはその成功に向けて具体的な企画を練っています。多くの人が集まるイベントとして、アクティビティやワークショップなど、幅広いプログラムが計画されています。
このように、参加者間の議論は活発であり、海の重要性やそれに関する知識の普及、課題解決に対する情熱が感じられました。参加者たちは、自らが「海族」としての自覚を持ち、さらなる行動を起こす準備が整っているようです。
直前会議は、こうした想いを共有する場として非常に有意義であり、「海に関する想いをより広めていくことが大切」とのメッセージが確認されました。文化祭に向けた情熱が高まり、今後の展開に期待が寄せられます。
ヨコハマ海洋市民大学は、今後も様々なプログラムを通して、横浜の海を守り続ける市民を育成していくことでしょう。これまでの活動は、多くの市民に新たな視点を提供し、海の魅力を再発見させる重要な役割を果たしています。今後の文化祭において、どのような仕掛けや出展が行われるのか、一層の注目を集めています。