アンリツ株式会社が2025年3月6日、厚生労働大臣から「プラチナくるみん」認定を受けることが発表されました。この制度は、次世代育成支援対策推進法に基づくもので、育児と仕事の両立に特に優れた取り組みを行っている企業に与えられます。
これまでアンリツは、2015年、2018年、2020年にも「くるみん」認定を取得しており、継続的に子育て支援を重視した施策に取り組んできました。現在は第6期行動計画(2020年4月~2024年3月)を実施中であり、その中には労使間での両立支援推進委員会の定期開催や、法定以上の育児支援制度の拡充が盛り込まれています。
特に、在宅勤務制度の拡充や、ライフイベントに応じた柔軟な勤務が可能な管理職コースの新設が顕著な取り組みです。これにより、従業員は生活スタイルに合わせた働き方が可能となり、職場環境が大きく改善されています。また、男性の育児休業取得推進にも力を入れており、2021年度の取得率は36.8%から2023年度には90.3%に増加しています。
このような多様な施策を通じて、アンリツは「働き方改革」を経営戦略の中心に据えています。従業員一人ひとりが自分のライフスタイルに合った仕事をしながら生産性を向上させられるような環境作りを進めており、今後も仕事と育児の両立を支援するための取り組みは続けられるでしょう。
現在、アンリツは第7期行動計画(2024年4月~2027年3月)に向けた準備を進めており、引き続き多様な人材の成長を支援し、働きがいのある職場作りに努めています。日本の企業の中でも特に注目されるこの取り組みは、今後の子育て支援のモデルとなることでしょう。