南足柄市発の早咲き桜「春めき」の魅力と見頃情報
南足柄市は、早咲きの桜「春めき」の発祥地として知られています。この桜は、一般的なソメイヨシノよりも2~3週間ほど早く開花し、毎年3月中旬から下旬にかけて、見事な花を咲かせることで人気を集めています。2025年の開花情報もすでに発表され、3月中旬から下旬にかけてが見頃となる予想です。
「春めき」の特徴
「春めき」は、特にその香りと花の形に特徴があります。一般的な桜の中では珍しく、甘い香りを放つため、訪れる人々の心を和ませてくれます。また、特に香りが強いことから、視覚に障害がある方々にも楽しんでもらえるよう、地元の財団が盲学校への寄贈活動を行っています。これにより、すべての人々が春の訪れを感じることができるのです。
さらに花の形はピンク色で、枝の先に集まって咲くため、まるでぼんぼりのようにボリューミーに見えます。市内での春めきは木の高さが抑えられていることから、桜と一緒に写真を撮るのにも適しており、多くの人が訪れる人気のフォトスポットでもあります。
おすすめの春めきスポット
春木径(はるきみち)・幸せ道
こちらは、富士フイルムの足柄サイトの脇に位置する狩川の土手沿いに植栽された171本の春めき桜があります。堤防の遊歩道を散策しながら、富士山を背景に美しい桜を楽しむことができます。開花時期には、辻󠄀下グラウンドを駐車場として開放し、キッチンカーなども出店されます。
- - 交通:大雄山線「富士フイルム前駅」から徒歩5分
- - 駐車場:3月14日から23日まで、午前9時から午後4時まで開放
一ノ堰(いちのせき)ハラネの春めき
怒田丘陵の斜面に116本の春めき桜が植栽されています。美しい景観とともに、こちらも見事な桜を楽しむことができます。
- - 交通:小田急線「新松田駅」からバスで「足柄高校前」下車、徒歩約15分
ふくざわ公園の春めき
ふくざわ公園にも春めき桜が植えられており、周辺では地元農産物の販売も行われています。
- - 交通:小田急線「新松田駅」からバスで「東まました」下車、徒歩約20分
開花情報とアクセス
春めき桜の開花状況は、南足柄市観光協会の公式SNSにて随時報告されますので、訪問の際はチェックしてみてください。また、3月15日(土)と16日(日)には春めきスポットを巡る周遊バスが運行される予定です。これを利用すると、便利に桜巡りができます。
まとめ
南足柄市の「春めき」は、早咲きの魅力を堪能できるスポットです。桜の開花を楽しむだけでなく、香りや形を楽しむことができるこの桜は、地域の人々に愛され続けています。ぜひこの春、南足柄市に足を運び、早咲きの桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。