地域をつなぐ新たなプロジェクト「魚ガチャ」
2025年9月27日、横浜市の中央卸売市場で高校生たちが企画した「魚ガチャ」のミニイベントが開催されます。このプロジェクトは、一般社団法人「市場の学校」によって実施されており、次世代のために美しい海を引き継ぐ様々な取り組みの一環です。大きな目標は、海を介して人と人に自然なつながりを作り出すことにあります。
「市場の学校」とは?
「市場の学校」は、横浜の高校生と地元市場の仲卸業者が協力し、市場の魅力を引き出すプロジェクトです。参加する高校生たちは市場の役割や運営といった実務を学びながら、PR活動や商品開発、イベント企画に挑戦しています。こうした活動を通じて、市場の新鮮な魚の楽しさや活気を周囲に広めるとともに、地域の人々を市場へいざなう役割を担っています。若い世代の斬新なアイデアや行動が、地域と市場の新たなつながりを生み出す期待が寄せられています。
チーム活動の展開
高校生たちは大きく3つのチームに分かれ、それぞれ異なる役割を持って活動しています。まず、PRチーム「生徒広報部」はSNSを使った広報活動を行い、横浜市中央市場や旬の魚に関する情報を発信しています。
次に、「おさかなアイデア部」チームは、市場に来訪する人々や、初めて訪れる方に向けたイベントの企画に取り組んでいます。すでに近隣施設とのコラボレーションのアイデアも検討中です。
最後に商品開発チームでは、実際に横浜市中央卸売市場で売られている魚を使った新商品を開発しています。多様な調理法や魚種を試し、プロトタイプを練り上げる過程を経て、オリジナリティ溢れる商品を目指しています。
参加した高校生からは、「緊張したけど、皆に温かく迎えられた」とのコメントや、「不安があったけれど、みんなで助け合いながら進めている」といった声が寄せられています。自らの意見がプロジェクトに活かされることで、やりがいを感じているという参加者も多くいます。
魚ガチャの魅力
「魚ガチャ」は、参加者が仲卸店舗で楽しい体験をすることで市場の魅力を知ってもらうことを目的としています。このイベントのコンセプトは、仲卸店の個性を引き出しながら、来場者とのコミュニケーションを促進することです。
通常、1回あたり2,000円のガチャが、初回の今回は500円という特別価格で楽しめることから、多くの参加が見込まれています。また、アンケートに答えた参加者にはプレゼントも用意される予定です。参加者がガチャを回すことで、店舗名が記載された「ガチャ券」と「市場のヒントマップ」を手に入れます。このマップを元に店舗を探し、スタッフとの会話を楽しみながら、好みに合った商品と交換できる仕組みとなっています。
イベント概要
- - イベント名: 魚ガチャ produced by 市場の学校おさかなアイデア
- - 日時: 2025年9月27日(土)
- - 場所: 横浜市神奈川区山内町1番地 横浜市中央卸売市場水産仲卸棟前特設イベント会場
- - アクセス: 市営バス「中央市場前」降車徒歩1分、徒歩でのアクセスも可能です。
- - 参加方法: 当日は予約不要で、会場へ直接お越しください。先着20名限定となります。
この機会にぜひ、横浜中央卸売市場の魅力を再発見しに来てください。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。