住文化アーカイブ
2025-04-07 11:45:24

ルームクリップが新たに「住文化アーカイブプロジェクト」を始動!

ルームクリップが挑む「住文化アーカイブプロジェクト」



最近、ルームクリップ株式会社が新たに立ち上げた「RoomClip 住文化アーカイブプロジェクト」が注目を集めています。このプロジェクトは、同社が運営する日本最大級の住生活プラットフォーム「RoomClip」に投稿された650万枚以上の住まいの写真を、文化的資源として位置付け、その学術的価値を探求し、社会に広く還元することを目指すものです。

住まいの写真の背後にある文化的価値



RoomClipは、2012年から続くサービスで、多くのユーザーが自宅のインテリアや暮らしに関する実例写真を投稿してきました。これらのデータは、単なるインテリアの美しさを示すものではなく、日本人の住空間に対する意識や実践の変遷を映し出す貴重な文化的資料となっています。
特に、これらの「日常の創造性」は、SNSのコンテンツを超え、社会的・文化的な価値を持つとルームクリップは認識しています。そのため、このプロジェクトを通じて、データを未来に残し、より高い価値を見出していくことを目指しています。

共同研究の開始



このプロジェクトの第一弾として、関東学院大学の神野由紀教授との共同研究がスタートしました。神野教授は、インテリアデザイン史や消費文化を専門に研究しており、今回の研究は、「日本における趣味の大衆化とインテリア実践に関する考察」というテーマで進められます。
この研究は、科学研究費助成事業に採択されており、RoomClipのデータとともに文化的な研究を進めていくことになります。2024年の4月から7月にかけて神野教授の研究室との連携でデータ分析を行い、その一部は学内展示で発表する予定です。

神野由紀教授のコメント



神野教授は、「インダストリアルデザインが美意識を変えた歴史を知ることで、初期インダストリアルデザインと現代のインテリアがどのように異なるのかを学生たちと考えたい」と述べています。彼女の考えは、デザインの歴史的背景を理解し、現代に活かすための重要な視点を提供しています。

ルームクリップの未来への展望



ルームクリップの代表取締役、髙重正彦氏も「日常の創造性の記録は、文化的価値を持つものであり、このデータを次世代に繋げていくことが我々の使命です」とコメントしています。この取り組みを通じて、ルームクリップは単なるサービス提供だけに留まらず、文化的・学術的な貢献を果たしていく所存です。

ルームクリップ株式会社について



ルームクリップは、東京都渋谷区に本社を置く企業で、2011年に設立されました。主に住生活に特化したプラットフォームの運営を行い、その写真は、実際の住空間を伝える貴重な資料として、多くのメディアで紹介されています。これからも、ルームクリップは住文化の保存と研究を通じて、社会に貢献し続けることを目指します。


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