津南醸造が挑む日本酒の新時代
新潟県津南町に本社を置く津南醸造株式会社が、2025年10月7日に開催される「Design Solution Forum 2025」に登壇します。会場はパシフィコ横浜ノース4Fとオンラインのハイブリッド形式で、新たな日本酒の未来を切り開く「スマート醸造」について紹介する貴重な機会です。
スマート醸造とは何か?
津南醸造が目指す「スマート醸造」とは、豪雪地である津南地域の自然環境と伝統的な酒造りの技術を融合させ、新しい価値を生み出すための革新的アプローチです。この取り組みでは、生成AIを活用して生産管理や発酵プロセス、品質評価の最適化を図ります。
伝統的な技術に現代的なデータ分析を組み合わせ、杜氏や蔵人の経験に基づいたデータを最大限に活用することで、より質の高い日本酒の製造を可能にします。たとえば、発酵条件の設計や市場におけるニーズ予測を行い、持続可能な日本酒の生産につなげることを目指しています。
フォーラムでの具体的事例
このフォーラムでは、津南醸造が具体的にどのように生成AIを取り入れているか、またそれによって地域の資源を活用した新たな市場創造が可能となるのかを実際の事例を交えて紹介します。これにより、特に飲食業界での新しいビジネスチャンスが開かれるかもしれません。
登壇内容は以下の通りです:
- - 日時:RoomB 14:50-15:20(タイムテーブルB6)
- - 講演者:津南醸造株式会社代表取締役 鈴木 健吾
- - 講演タイトル:日本酒の伝統を生成AIでアップデートする「スマート醸造」
Design Solution Forumについて
「Design Solution Forum」は、2014年に設立された技術フォーラムで、エンジニアが中心となり、技術手法について議論し合う場です。毎年開かれるこのフォーラムは、「創ろう、 拡げよう、設計者ネットワーク」というコンセプトのもと、エンジニア同士の交流を目的としたセミナーやイベントが行られます。
詳しくは
Design Solution Forum公式サイトを参照してください。
伝統と革新の融合
津南醸造は、新潟県中魚沼郡津南町という豪雪地帯に位置し、ここで生まれる日本酒は、まさに自然との調和を表現したものです。使用される仕込み水は標高2,000m級の山々から流れる天然水で、地元産の酒米「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を使用することで、地域の特性を最大限に生かしています。
2025年には、醸造技術を競う「越後流酒造技術選手権大会」において新潟県知事賞を受賞するなど、その技術には大きな期待が寄せられています。このような伝統を尊重しつつ、革新を追求する姿勢が、「スマート醸造」の実現につながるのです。
津南醸造の公式サイトからも、詳しい情報や製品をご覧いただけます。ぜひ、
津南醸造公式サイトをチェックしてみてください。