地域に根差した成長を目指す「やきとり大吉」の新たな挑戦
株式会社エターナルホスピタリティグループの一員であるダイキチシステム株式会社は、今春から独立制度や店舗設備、販売促進など多角的な取り組みによってエンタープライズシナジーを強化し、さらなる成長を目指しています。特に、グループとしてのシナジーを高める施策に注目が集まっています。
グループシナジーの向上を目指す新たな施策
2023年1月、エターナルホスピタリティグループに所属したダイキチシステムは、グループ全体のシナジーを高める施策を導入し始めました。本社の統合を行い、電子串といった共通資材の導入を図ることで、効率的な業務運営を実現しています。特に焼き鳥の串の共通化は、規模のメリットを享受するための重要なポイントです。
人材交流による新たな独立機会の創出
ダイキチシステムは、株式会社鳥貴族の社員を対象とした人材交流も進めています。独立を希望する社員に向けて、低資金での開業が可能な『やきとり大吉』のフランチャイズシステムを利用した支援を行っています。これにより、2030年までに700店舗を目指す成長戦略の一環として、店舗の出店促進が期待されています。
共通化により生まれるスケールメリット
店舗設備でも共通化と効率化を進めています。特に、エアコンなどの設備の共通化は、コスト削減や新たな店舗開設を簡易にするための施策として位置付けられています。これにより、スケールメリットの利点を得ることができ、各店舗の運営を円滑に進める基盤を築いています。
SNSを利用した新しい販売促進
さらに、ダイキチシステムは販売促進の新たな手段として、Instagramのアカウントを開設しました。このアカウントでは、商品や店舗の魅力を発信し、特に若い世代にリーチすることを目指しています。今後も、SNSを活用したマーケティング戦略を強化し、集客につなげていく予定です。
地域密着型としてのブランドの進化
1977年に創業し、以来「生業商売に徹する」という理念のもとで成長を続けているダイキチシステム。焼鳥のフランチャイズとして現在国内外で約500店舗を展開しています。地域密着型の店舗運営を通じて、長年にわたり地域の人々に支えられてきた店舗が多いのも特徴です。
モダンな店舗デザインで新規出店を推進
2027年の創業50周年に向け、「第二の創業」を掲げたプロジェクトを発足し、ブランドのロゴデザインや店舗デザインを一新しています。新しい店舗デザインは木を基調にし、スタイリッシュながらも温かみのある印象を与えています。これに合わせて新規出店を行い、特にファミリーや女性が利用しやすい環境を整備しています。
総括
ダイキチシステムの新しい挑戦は、店舗運営だけでなく、人材育成やブランドの進化にも注力しています。これからも地域に根差しながら、独自の焼鳥文化を育てていくことを目指しています。1977年からの歴史を持つ「やきとり大吉」は、今後も安心・安全で美味しい焼鳥を提供し、すべての人に笑顔を届けることを使命として邁進していくでしょう。