2027年、横浜でアジア・太平洋都市フォーラムが開催決定
横浜市が2027年に日本初のアジア・太平洋都市フォーラム(APUF-9)を主催することが決まりました。このフォーラムは国連経済社会理事会の一部を成す国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)が運営するもので、持続可能な都市開発に焦点を当てた高レベルの会議です。
APUFは4年ごとに開催され、国、都市、国際機関、金融機関、研究者、民間セクターのリーダーが一堂に会する重要なプラットフォームです。それが故に、今回のフォーラムはアジア太平洋地域における最大級のマルチステークホルダー会合となります。
横浜の選定理由
横浜市は持続可能な開発に向けた取り組みを重視している都市であり、グリーン社会への道筋を敷く政策と実績が評価されました。APUF-9の開催都市公募には2024年9月から2025年1月にかけて名乗りを上げ、結果的に2025年4月22日に行われたESCAP総会でその開催が決定されたのです。
市長の山中竹春氏は、「このたび、アジア太平洋地域最大級の国連国際会議(APUF-9)の横浜開催が決定したことを大変光栄に思います。」とコメントし、持続可能なグリーン社会の実現に向け、APUF-9と同時期に行われる「GREEN×EXPO 2027」の相乗効果を生み出すことを目指すと表明しました。
フォーラムの概要と意義
APUF-9は2027年の8月から9月にかけての1週間、国内外から約4000名の参加者を迎える見込みです。この会議では、環境課題や都市開発に関する先進的なアイデアや実践が議論され、国際的な協力の強化が促進されることが期待されています。
リーダーたちは、持続可能な都市づくりの具体的なモデルケースを作り上げ、その成果を各国に広めるための貴重な機会にもなります。また、APUFが国際的な場での横浜の役割を強化する手段ともなるでしょう。
閉会式から見る未来
閉会式では、各国の代表が会議での議論を振り返り、今後のアクションプランについて発表する予定です。参加者が持ち帰る知識や経験が、今後の都市政策に良い影響を与えることでしょう。
このように、2027年のAPUF-9横浜開催は、地域経済の振興や国際的な環境への配慮をもたらす重要な機会であり、地域全体がこのイベントを通じてさらなる成長を遂げることが期待されています。