AIカメラによる手指衛生観察の新時代
感染対策がますます重要視される中、株式会社モレーンコーポレーションは、手指衛生の観察法をAI技術を活用して自動化する新しいアプローチを提案しています。2025年7月12日に行われる第40回日本環境感染学会・学術集会において、モレーンはこの画期的なモバイルカメラシステムの発表を予定しています。
手指衛生観察の課題
医療現場では、手指衛生が感染対策において極めて重要な行為であることは広く知られています。しかし、これまでの手指衛生観察法は主に医療従事者が行っていたため、個々の技術や経験に依存が強く、観察の精度にムラがあることが課題とされていました。
多くの場合、アプリやフォームに手動で情報を入力する方法が取られており、これもまた人為的な誤差を招く可能性がありました。加えて、医療従事者自身にもこの観察が負担となっており、その精度を担保するためには多大な労力が必要だったのです。
AIを活用した新しい観察法
モレーンが開発した新しいモバイルカメラシステムは、手指衛生の観察を自動化し、かつその結果をデータとして記録・分析することができます。このシステムにより、手指衛生の実施状況を従来以上に正確に把握できるようになり、医療従事者の負担を軽減するだけでなく、データの標準化にもつながります。
これにより、観察の質が向上し、感染防止の効果も高まることが期待されています。さらに、本システムの導入により、業務にかかる人件費の大幅な削減も実現可能です。
学会での発表内容
今回の発表では、「サイエンスから生まれた新技術」と題し、今後の感染対策におけるAIの活用についても触れられる予定です。講演には東京医療保健大学の小西敏郎先生や熊本大学の岩田敏先生が座長を務め、モレーンからは川口順也氏が登壇します。開発の背景や具体的なシステムの内容、導入の成果について詳しく解説される予定です。
会社概要
モレーンコーポレーションは、1993年に設立され、以来感染対策に特化したコンサルティング及び製品紹介を行っています。日本国内でも感染症の予防と対策に早期から取り組んできた同社は、全国の感染症指定医療機関の70%以上と取引を持ち、その信頼と実績を誇ります。
取材について
本シンポジウムにおける詳細や、取材希望者は事前にモレーンの広報部(杉山)にお問い合わせいただけます。新たな手指衛生観察手法が、どのように医療現場を変革していくのか、期待が高まります。
お問い合わせ先:株式会社モレーンコーポレーション広報グループ
担当:杉山
携帯:090-5320-4343
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