神奈川で始まる新しいむし歯予防法
神奈川県内の放課後児童クラブを利用する小学生を対象に、株式会社明日葉と神奈川県健康増進課が連携し、2025年1月17日から「集団フッ化物洗口」に関するモデル事業を開始します。この新たな取り組みは、こどもたちの歯の健康を守り、むし歯予防を推進するためのものです。
集団フッ化物洗口の効果とは?
この「集団フッ化物洗口」とは、フッ化物(フッ素)を用いたブクブクうがいのことを指します。フッ化物は、特に緑茶や海藻、魚介類に多く含まれる成分で、一定の濃度によって歯をむし歯菌の酸から守り、さらに溶けた部分を修復する効果があります。このような理由から、近年世界中で広く利用されています。
厚生労働省が推奨するこの方法は、4歳から14歳までの子どもたちにおいて特に効果が高いとされています。集団で実施することによって、個別の環境偏差に左右されず、一貫したむし歯の予防効果を得ることが可能です。
具体的な実施内容
本モデル事業では、神奈川県湯河原町内の放課後児童クラブ2施設が実施対象となり、希望する児童は毎週1回、フッ化物洗口剤を使用した洗口液でうがいを行います。参加する子どもたちは、授業(おやつタイム)の後に洗口液を使用し、30秒間の「ぶくぶくうがい」を行った後、一定時間うがいや飲食を控える指導が行われます。
初日の様子
初回の実施では、2名の歯科専門職が放課後児童クラブを訪れ、子どもたちにフッ化物洗口の重要性を説明しました。児童たちは説明を受け、洗口液が手渡されると、早速うがいにチャレンジ。緊張しながらも、仲間と一緒に楽しく体験していました。これにより、子どもたちは自らの健康を守る重要な一歩を踏み出しました。
地域貢献への取り組み
明日葉は「Make A Smile!」を合言葉に、子どもたちや家庭を支援する様々な事業に取り組んでいます。放課後児童クラブや子育て支援センターなど、地域全体で子育て家庭をサポートする姿勢を持ち続けています。今後もこのモデル事業を通じて、神奈川県の子どもたちの健康増進に貢献していくことでしょう。
会社情報
株式会社明日葉は、1992年に設立され、東京都港区に本社を置いています。学童や児童館、コミュニティ拠点の運営を行いながら、地域に根ざした支援活動を続けています。公式Webサイトには、さらなる情報が掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。