川崎市の新しい挑戦:イノベーションエコシステム構築への道
川崎市は、未来の可能性を拡げる「イノベーション・エコシステム」の構築に取り組む中、SUNDRED株式会社がその運営業務を受託したことを発表しました。この取り組みは2026年6月からスタートし、約10か月間にわたる予定です。
新川崎・創造のもりを中心に、川崎市内の主要拠点である殿町キングスカイフロントやかながわサイエンスパーク、Kawasaki-NEDO Innovation Center(K-NIC)などを結びつけ、大企業からスタートアップ、大学、行政の連携を通じて、持続可能なイノベーション・エコシステムを加速させる狙いです。
エコシステム構築の背景
川崎市は、日本国内でも有数の研究開発集積地として知られています。量子、AI、ライフサイエンスなど先端技術が集まるこの地で、2026年2月にはオープンイノベーションの推進を目的としたKAOS(Kawasaki Accelerating Open Innovation Summit)が開催されました。21社の大手企業が集まり、様々なプレイヤーの協働によるイノベーション創出への期待が高まりました。
このような熱意を鎮めることなく、産官学の連携を促進するため、川崎市は持続可能なエコシステムを設計し、運営計画を作成する事業者を公募しました。
SUNDREDのアプローチ
SUNDREDが提案したのは、これまでの報告書に基づくアプローチにとどまらず、実際に動いて成果を上げる実装型の運営です。プロジェクト期間中にコミュニティ運営やプロジェクト創出、自走可能な設計を同時進行で行うことで、エコシステムの迅速な立ち上げを見込んでいます。
過去には全国各地で自治体と協力しながら、エコシステムの構築と運営に積極的に取り組んできました。その経験と実績を背景に、SUNDREDは川崎市に求められる持続可能なエコシステムの早期形成を目指します。
実行力が選ばれた理由
SUNDREDの強みは、長野市のSmart Cityプロジェクトや栃木県のリビングラボ「ナスコンバレー」の運営に見られるように、実際の立ち上げから持続的な運営まで一貫して関与する点です。この実績に基づき、川崎市の要望に応えるための具体的な施策を展開します。
SUNDREDの代表者からのコメント
SUNDREDの留目真伸代表は、川崎市の持つユニークな資源に注目し、このプロジェクトを通じて「世界で一番未来を試せる街」を実現したいと語っています。彼は、新産業や共創プロジェクトを継続的に生み出すための運営プラットフォームを実装し、KAOSで生まれた共創の熱を未来へつなげることが自らの使命だと述べています。
プロジェクトの今後の展望
このプロジェクトは、6つのステップに分かれ、全体で10か月のスケジュールで進められます。前半の期間(6〜9月)にはエコシステムの構築に必要なアジェンダを共創し、定期的なイベントの企画を支援します。また、後半(10〜3月)では具体的な共創プロジェクトの立ち上げを進め、次年度以降のプラットフォームの構築に向けて準備を進める計画です。
参考情報
SUNDRED株式会社について
2017年に設立されたSUNDREDは、東京都渋谷区に本社を構え、100個の新産業の共創を目指しています。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを通じて成長領域にリソースを集約し、新たな産業を共創していくことを目指しています。
公式ウェブサイトはこちら