トマトカルトンの魅力
2025-07-04 15:17:28

廃棄トマトから生まれた新しいカルトン「トマトカルトン」とは?

廃棄トマトの新たな活用法とは?



株式会社MURONEとJA横浜がタッグを組み、横浜市内の廃棄トマトを活用した新しい製品「トマトカルトン」を開発しました。このアイデアは、地域の農家から無償で提供された廃棄トマトを利用して、環境に優しいカルトンを作り出すものです。市内農業のサステナビリティを高め、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた取り組みの一環として位置づけられています。

トマトカルトンの特徴



トマトカルトンは、横浜市内で廃棄されるトマトの中でも、食用に適さない“規格外品”を利用しています。具体的には、落果や未熟果など、販売できない農産物を集め、トマト含有率は驚きの40%を実現。これにより、従来のカルトンに比べて約40%のプラスチック使用量を削減しています。

作成にあたり、1個につき約3.7kgの廃棄トマトを使用し、最終的には約120gに加工されるとのこと。製品は無着色・無塗装で作られ、合計240個のカルトンが完成しました。これらは2023年6月2日から金融機関の一部支店で使用を開始し、7月1日からはJA横浜が運営する「ハマッ子」直売所でも取り扱われています。

取り組みの目的



このプロジェクトの大きな目的は、何も食べられない廃棄農産物をカルトンとして利用することで、廃棄ロスを削減し、同時に脱プラスチックを目指す点にあります。地域社会と連携しながら、持続可能な産業の実現を目指す企業としての姿勢が垣間見えます。

廃棄トマトの活用フロー



1. 廃棄トマトの集荷: JA横浜の職員が担い手農家から廃棄トマトを集めました。合計307kgが集まりました。
2. 加工と製造: その後、MURONEが水洗い・腐食部分のカットを行い、乾燥・粉砕を経てカルトンとして再生する工程に進みます。

これらの点から、「トマトカルトン」は横浜市内の農業と連携し、報道されることの少ないSDGsについて具体的に考える機会を提供します。

企業の思い



「トマトカルトン」の開発に携わった株式会社MURONEの室根貴之社長は、「この技術を通じて、廃棄される運命にあるトマトが新しい形で活用されると信じています。私たちは、持続可能な社会に向けて引き続き挑戦し続けます」と話します。この取り組みは、地域社会の活性化にも繋がり、持続可能な未来のための手助けとなることでしょう。

まとめ



MURONEとJA横浜の協力により生まれた「トマトカルトン」。廃棄トマトを使用してSDGsを推進するこの事業は、地元の農家を支え、環境保護にも寄与する一方で、地域経済の発展にも貢献するものとなっています。このような取り組みが広まることで、廃棄物の削減やエコ製品への関心が高まることを期待しています。


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