SDGs連携賞を受賞した取り組み
神奈川県内で、環境に配慮した取り組みが注目を集めています。株式会社湘南貿易は、大貫繊維株式会社と共に廃プラスチック及び廃棄糸をリサイクルするワークショップを実施し、令和6年度「かながわ みんなのSDGs」主催の連携賞を受賞しました。この賞は、他の企業や団体にとっても参考になる優れた協力事例に贈られるもので、湘南貿易と大貫繊維の取り組みがその評価を受けたのです。
かながわ みんなのSDGsとは?
「かながわ みんなのSDGs」は、神奈川県内でのSDGs推進を目的とした制度で、企業や団体が持続可能な社会を実現するための活動を支援しています。この取り組みを通じて、異業種間の交流や新しいビジネスの創造が促され、地域全体の持続可能性が向上しています。
受賞したワークショップの詳細
湘南貿易と大貫繊維が実施したワークショップでは、PETボトルキャップと廃棄糸を使用してキーホルダーを制作する過程が体験できます。これにより参加者は、リサイクルおよびアップサイクルの重要性を直接学ぶことができます。特に、湘南貿易が長年使用しているマニュアル式インジェクション装置を用いて、PETボトルキャップを溶かし、金型に流し込むことで、独自のキーホルダーが作成されます。
一方、大貫繊維から提供された廃棄予定の残糸は、製紐機を使って加工され、キーホルダーに取り付けられるストラップとして利用されます。この取り組みにより、参加者は廃プラスチックと廃棄糸というまったく異なる素材をリサイクルする経験を一堂に学べる貴重な機会となりました。
受賞の背景にある評価
このワークショップの最大の魅力は、参加者がプラスチックのリサイクルにとどまらず、糸のアップサイクルにも目を向けることができる点です。異なる視点でのリサイクル体験が、この賞の受賞を後押ししました。環境問題に関心を持つ多くの方々に、この活動が伝わることが期待されます。
これからの展望
湘南貿易は、この経験をさらに全国各地に広めていく意向です。リサイクルの意義や重要性を、より多くの人々に伝え、持続可能な社会の形成に寄与していくことを目指しています。地域の企業や団体とのコラボレーションを通じて、他の地域でも同様のワークショップを開催し、SDGsの達成に貢献していく計画です。今後も湘南貿易と大貫繊維の連携が、新たな可能性を拓いていくことでしょう。
企業情報
代表者: 橋本 則夫
所在地: 神奈川県横浜市西区北幸2-15-1 東武横浜第2ビル5F
主な事業: 軟包材関連機器の輸出入販売など
公式サイト
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このように、湘南貿易と大貫繊維の取り組みを通して、私たち一人ひとりが環境問題に目を向け、持続可能な未来を実現するためのシンプルかつ実践的な方法を見つけることが求められています。