中山恒三郎家公開のご案内
令和7年度、横浜市の都筑区にある中山恒三郎家が特別公開されます。この機会を通じて、地域の歴史や文化、そして中山家が刻んできた物語を体感するチャンスです。
中山恒三郎家は、江戸時代から酒の販売を行い、さらには荒物雑貨や呉服織物を取り扱ってきた伝統ある家です。あの明治時代には、醤油の醸造や、煙草、塩の販売、さらには製糸業にも手を広げています。
特筆すべきは、中山家が明治時代末に1500種もの菊を栽培していたことです。彼らの自宅で行われた観菊会には、皇族や著名な人々が訪れ「川和の菊」として知られるようになりました。歴史あるこの家の資料は、現在横浜開港資料館と横浜市歴史博物館で整理されています。
公開概要
中山恒三郎家の特別公開は、
令和7年10月19日(日)の10:00から15:00まで行われます。この日は、入場が無料となっており、誰でも気軽に訪れることができます。
公開される施設と内容
- - 書院(横浜市認定歴史的建造物): 内部の見学が可能です。
- - 諸味蔵: 民俗資料と整理作業の様子を見学できます。
- - 店蔵、麹室、八号蔵: 外観のみの見学が可能ですが、各所で歴史を感じることができます。
アクセス情報
会場は横浜市都筑区川和町890に位置しています。訪れる際は、公共交通機関の使用をお勧めします。
- - 横浜市営地下鉄グリーンラインの川和町駅出口2から徒歩約10分。
- - 東急バス成川団地行き(市03系統・市43系統)や、横浜市営バス73系統で川和団地下バス停下車後、徒歩2分。
なお、駐車場がありませんので、公共交通機関の利用をお願いいたします。
お問い合わせ先
特別公開に関する詳しい情報やお問い合わせは、横浜市歴史博物館へ。休館中ですが、電話での問い合わせも可能です。営業時間は9:00~17:00で、月曜日は休館日です(祝日の場合は翌平日が休館)。
電話番号: 045-912-7777
この公開イベントは、地域文化や歴史を学ぶ素晴らしい機会です。皆さんの訪問をお待ちしております。