アクアポニックス推進協会が2025年に設立!
2025年4月、神奈川県横浜市に新たな団体「一般社団法人アクアポニックス推進協会」が設立されます。この協会は、現代社会が抱える食料、環境、エネルギー、資源といった多様な課題に対し、循環型農業の手法であるアクアポニックスを推進することを目的としています。アクアポニックスとは、魚と植物が共存し、お互いに理想的な環境を提供し合う農業の形態であり、持続可能な未来を切り開く手段として期待されています。
設立の背景と目的
アクアポニックスは、世界各国で急速に普及している農業手法で、日本においてもSDGsの策定以来、関心が高まっています。しかし、これまでは情報が個別に発信されることが多く、効率的に情報を集約して発信する団体が存在しませんでした。そこで、アクアポニックス推進協会を設立し、産業化に向けた活動を行います。
協会は、技術的および経済的に持続可能なアクアポニックスシステムの研究や開発、普及を通じて、次世代の農業モデルの確立を目指しています。特に、食料、環境、エネルギー、資源の問題を統合的に解決することを目指します。
主な活動内容
協会の主な活動には、アクアポニックス生産技術の研究・人材育成、広報活動、商品認証、食品開発などが含まれます。また、官庁や行政との連携を図り、アクアポニックスによる円滑な原料流通の促進にも取り組みます。これらを通じて、持続可能な農業を支える新たな枠組みを構築していきます。
会員募集と特典
アクアポニックス推進協会では、趣旨に賛同する個人や団体を会員として募集しています。正会員、賛助会員に分かれており、それぞれの特典として農場見学や勉強会、イベントへの参加費無料など多様なメリットがあります。特に正会員には、特許技術「デカップリングシステム」の利用も無料です。
今後の活動予定
協会は、産官学の連携を重視しながら、アクアポニックスの創造的な可能性をさまざまな人々に伝えることを目指しています。2025年5月には、オンラインでトークイベントも開催予定で、持続可能な食料生産の観点からアクアポニックスの魅力をお伝えします。
アクアポニックスの特徴
アクアポニックスは、無農薬・無化学肥料の農法としても知られています。その生産性は非常に高く、同じ面積で約7倍の収量を得ることが可能です。また、水を約80%以上節約できるため、環境への配慮も充実しています。この技術によって得られる生産物は、アメリカの有機認証を受けており、安全性が保証されています。
まとめ
「一般社団法人アクアポニックス推進協会」は、持続可能な農業の未来を切り開く重要な役割を果たすことを目指しています。地域社会との連携も大切にしながら、次世代の農業モデルを確立していくための取り組みに注目です。これからの活動をぜひ応援していきましょう。興味がある方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。