未来技術と3Dプリンター
2025-07-05 16:35:15

岡山大学が設計した3Dプリンターセミナーで高校生が未来の技術を体験

岡山大学が提供する未来の技術教育



2025年6月21日、国立大学法人岡山大学は、岡山県立岡山芳泉高等学校の依頼を受け、地元の高校生を対象にした「3Dプリンター活用セミナー」を実施しました。このセミナーは、岡山大学の学生団体MOSAdemyのメンバーによって運営され、学部生と大学院生の計6人が講師となりました。

DXハイスクール活動を支援



この取り組みは、岡山芳泉高校の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の一環として行われました。セミナーでは、情報や数学などの教育を重視し、ICTを活用した文理横断的な探究学習の強化を図ります。参加者は全学年から募集した32名の高校生で、彼らは将来を見据えた技術の習得を目指しています。

ハンズオン形式での実践的学び



セミナーは座学にとどまらず、実際に3Dプリンターを使ってのハンズオン形式で行われました。高校生たちは、専用プログラムを用いて3Dプリンターの操作を実際に体験しました。セミナーは、世界のさまざまな3Dプリンターの紹介から始まり、基本原理やデザインソフトの「Autodesk Fusion」、3Dプリンター用のスライサーなどについて学びました。参加者からは、「目の前で3Dプリンターが造形していく姿を見ることができた。早く自分でも使えるようになりたい」という声が寄せられました。

卒業生による指導



セミナーの指導者の中には、実際に芳泉高校の卒業生も含まれています。彼らは自身の学びを振り返りながら、生徒たちに特化した指導を行いました。その結果、3時間の予定を超える熱のこもった学びの場となり、生徒たちの質問に理念を持って答える姿が見られました。このような対話は、高校生にとっての学びを深める素晴らしい機会となりました。

教師からの感謝の声



岡山芳泉高校の鳥取海峰教諭は、「今回のハンズオン形式のセミナーは、高校の教員だけでは実施が難しいものです。大学生の有志が丁寧に指導してくださるのはとても助かります。今回の経験により、3Dプリンターを使える生徒が増え、総合的探究の時間がさらに活発になると期待しています」とのコメントを寄せました。

今後の展望



今後も、岡山大学は3Dプリンターを活用できる生徒を増やすためにさらなるサポートを行い、植物系DXセンシング講座なども考慮しています。さらに、県内外の高校からDXハイスクール支援の依頼が多く寄せられており、岡山大学は高校の教員や生徒のニーズに寄り添いながら、その取り組みを展開していく予定です。

岡山大学とMOSAdemy、岡山芳泉高等学校の共同プロジェクトが、未来の教育の形を創り出す可能性に大いに期待が寄せられています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学 3Dプリンター DXハイスクール

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。