環境重視のビール
2025-10-01 10:11:44

日本初!環境に配慮したクラフトビールが誕生

環境に優しいクラフトビール、Better life with upcycle



日本のクラフトビール市場に新たな風を吹き込むのは、株式会社栄屋製パンが運営する「Better life with upcycle」です。このブルワリーは、環境に配慮した製品を提供することを目指し、画期的な取り組みを始めました。特に注目すべきは、クラフトビールの環境負荷情報を公表するプロジェクトです。

環境負荷情報の公表



「Better life with upcycle」は、日本のクラフトビール業界で初めて、製品のプロダクト・カーボン・フットプリント(PCF)を公開しました。PCFは、製品が製造される過程で排出される温室効果ガスの量を示す指標で、消費者への透明性を確保するために非常に重要です。この取り組みは、Zevero社の監修のもとで行われ、原料調達から廃棄に至るまでのプロセスが網羅されています。

公表された対象製品は「American Wheat」「India Pale Ale」「Bread Crust」の3種です。これらのビールは、製パン業で発生する食パンの耳を使用して作られており、まさにアップサイクルの代表となっています。

持続可能なものづくりを実現



「Better life with upcycle」は、すべての製品に製パンで出る残りの食材を活用することで、醸造過程での廃棄を最小限に抑えています。醸造過程で生じる食品廃棄物は飼料や肥料として再利用され、廃棄ゼロを達成。このように、同社は持続可能な社会の実現に向けた様々なアプローチを続けています。

主な目的は、素材の特性を最大限に活かし、社会に貢献することです。「ベーカリーとして、ブルワリーとして日々取り組むべき目標を持ち、私たちの行動が未来を形作る」と、代表の梅田高嗣氏は語ります。

新たな定番商品「Bread Crust」の魅力



新たに登場する「Bread Crust」は、消費者からの強い要望に応える形で作られたレギュラー液種です。トーストしたパンの耳を20%使用しており、モルトとパン由来の香ばしい風味が楽しめます。また、カラメルや紅茶を思わせる柔らかいフレーバーが特徴です。炭酸が緩めのスムースな飲み口は、まるでイギリスのPUBで楽しむビールそのもの。香ばしさと甘さの余韻が印象的です。

ビールの詳細は、ABVが4.5%、SRMが8、IBUが25で、350ml缶および業務用樽にて販売されます。このビールが実現するのは、単なる飲み物以上の意味です。持続可能な資源の循環を楽しみながら、環境にも貢献できるという理念が詰まっています。

未来への展望



「Better life with upcycle」は、今後もPCFのさらなる削減を目指して挑戦を続けていきます。2025年以降のPCFの削減に向け、約78%の減少を見込んでおり、「American Wheat」の実績を基にして業務フローを革新しています。このプロジェクトは単なるスタート地点と捉え、引き続き挑戦を続ける意向を示しています。

このように、「Better life with upcycle」は、環境に優しいクラフトビールとしての価値を追求し、持続可能な未来を切り開くための一歩を踏み出しています。これからの活動に大いに期待したいところです。


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