コロナ禍を経て変化した企業のオンライン・VR活用状況
2025年2月に実施されたセキュアロジック株式会社による「コロナ禍前後のオンライン・VRの有用性」に関する調査が、企業内でのオンラインツールの利用状況とその変化を明らかにしました。
調査の概要
調査は会社員1,004人を対象に、PRIZMAを通じて実施されました。今回の結果では、コロナ禍前にはオンラインツールの利用が一般的ではなく、約45.6%の人が「全く利用したことがなかった」と回答しています。
コロナ以前のオンラインツールに対する印象は、利用頻度が低かったことから「対面の方が良い」と感じていた人が多く、オンラインの重要性を実感できていなかったようです。
コロナ禍後の変化
コロナ禍を経た現在、オンラインツールの利用頻度が増加したと答えた人は約半数に達しています。具体的には、22.7%が「ほぼ毎日利用するようになった」と回答し、31.8%が「週に数回使うようになった」とのこと。このデータから、多くの企業でリモートワークが浸透し、オンラインツールの必要性が高まったことが見て取れます。
オンラインツールの印象
次に、オンラインツールの印象についても変化がありました。調査結果によれば、28.3%の人が「思ったより簡単に使えることがわかり、抵抗感が減った」と答え、28.1%が「便利さを実感し、今後も活用したい」と回答しました。一方で、20.6%の人は「対面との違いに課題を感じる」との声も上がっています。
現在のオンライン活用状況
オンラインツールが最も活用されているのは社内コミュニケーションであり、58.8%の回答者がこの分野での活用が進んだとしています。続いて社外パートナーとの商談や契約交渉も46.1%が進展を認めています。ただし、実践の中で「活用が不十分だ」と感じる声も35.1%あり、特に社内ゴミコミュニケーションや技術共有などでは課題を抱えているとのこと。
今後の期待
調査では今後進めるべきオンライン・VRの活用分野の質問も行われ、「社内向け技術・サービス共有」が最も多く、27.9%が挙げました。理由は、移動時間のカットやどこからでもアクセスできる点が多くの人に求められています。
VRに求める要素
特にVRの活用に関しては、情報の分かりやすさや視覚的な説明力が最も重視されています。具体的には、リアルな臨場感や操作のしやすさも重視されているとの調査結果が得られました。
まとめ
コロナ禍を経て、オンラインツールやVRの利用が劇的に変化し、企業内のコミュニケーションや業務の効率化に大きく寄与しています。一方で、今後はさらなる課題解決が求められており、これからのビジネスにはオンライン・VR技術のさらなる進化が欠かせないでしょう。
セキュアロジックはこのようなオンライン活用を推進するためのプラットフォーム『エアメッセ』を運営しており、企業向けの展示会やサービスの制作をサポートしています。コロナ禍を乗り越えて、新たなビジネススタイルを構築するために、より一層のオンライン化が進むことが期待されています。