フエニックス・コンタクトが発表したセキュアクラウドが日本上陸

フエニックス・コンタクトが提供する新しいリモートアクセスクラウド

フエニックス・コンタクト株式会社は、2025年12月1日から日本国内でリモートアクセス用クラウド「mGuard Secure Cloud」を正式に提供します。このサービスは、遠隔に位置する産業設備にアクセス可能なセキュアなプラットフォームを提供し、費用対効果に優れたソリューションとしての期待が寄せられています。

エンジニア不足と高騰する移動コスト

現在、エンジニアの人手不足が深刻な問題となっており、また移動コストの増加も無視できません。このような背景から、産業設備に対するリモートメンテナンスの需要は高まっています。しかし、多くのリモートメンテナンスシステムは、構築するための難易度が高く、結果としてエンジニアの確保が進まない課題もあります。さらに、不適切なセキュリティ体制を敷いた場合、サイバー攻撃のリスクが増し、業務運営において重大な被害をもたらすことも考えられます。

mGuard Secure Cloudの特長

簡易性

「mGuard Secure Cloud」は、複雑なハードウェア設置を必要とせず、ユーザー側での設定のみで利用開始が可能です。クラウド上での簡単な設定を経るのみで、スムーズに遠隔サポートを実現します。これにより、エンジニアの負担は大きく軽減されます。特に、始めての方でも簡単に操作できる点が魅力です。

グローバル対応

このサービスは、世界各地に所在する設備に対して容易に接続できるため、グローバルなビジネス環境にも最適です。特に、中国にある設備とセキュアなVPN通信を確立するオプションも用意されており、海外でのメンテナンスも容易に行えます。

アクセスの多様性

mGuard Secure Cloudは、WindowsやLinux、iPhone、Androidなど、さまざまなデバイスからアクセスすることが可能です。これにより、作業者は自分の使いやすい環境でリモートサポートを受けることができ、効率よく作業を進められます。

セキュリティの充実

セキュリティ面でも万全の体制が敷かれており、2要素認証や役割設定、アクセス制限など、効果的な対策が多数組み込まれています。また、設備側にフエニックス・コンタクト製の機器を組み合わせることで、さらなる防御層を設けることも可能です。これにより、最近の欧州サイバーレジリエンス法（CRA）にも準拠したサービス展開が見込まれています。

費用対効果

「mGuard Secure Cloud」は、同時に2ユーザーが利用でき、月々のデータ使用量は最大8GBまで無料という非常に魅力的な価格設定が施されています。これにより、小規模から大規模まで、様々なビジネスニーズに応えられる施策が導入されています。

フエニックス・コンタクトのビジョン

フエニックス・コンタクトは、2050年以降の”All Electric Society”すべてがクリーン電力を利用できる未来を目指し、今後もセキュアで利便性の高いソリューションを提供し続けいていくことを宣言しています。これにより、企業の成長だけでなく、社会全体への貢献を果たすことを目指しています。

フエニックス・コンタクトの詳細については、公式ウェブサイト（https://www.phoenixcontact.co.jp）をご覧ください。