新しい新聞教育アプローチ『ベストスクープ!』
子どもたちが新たな情報力を身につけるための遊び心満載の教育教材、『ベストスクープ!学校版』が株式会社ルテシアから登場しました。この教材は、実際の新聞を使用したアナログゲームで、教育現場でのメディアリテラシー教育に革新をもたらします。
教材の概要
『ベストスクープ!学校版』は、新聞の紙面を“ゲームフィールド”として使います。プレイヤーは、お題に対して新聞から関連する記事をいち早く探し出し、競い合います。例えば、「一番大きな数」や「長いカタカナ」といったテーマに沿った記事を見つけ、解答します。
このゲームは2~6人で楽しむことができ、遊ぶことで自然と新聞に関する知識が増える仕組みになっています。所要時間はわずか10〜15分と短時間なので、授業の一部などで取り入れやすいのも魅力です。
モニター募集中
ルテシアでは、教育機関向けに最大6セットを無償提供するモニター募集も行っています。この機会を活用して、学校でのNIE(Newspaper in Education)活動を進めていく先生方に、新たな授業の幅を広げてもらいます。モニターに参加すると、授業の様子をレポートとして共有し、フィードバックを提供することが条件です。
体験して気づいた深い学び
実際に参加した城北埼玉高等学校の生徒たちによると、お題を自分たちで考えることで、新たな視点をもつことができ、自発的な興味を引き出すことができたという感想が寄せられています。たとえば、「一番気持ちが動いた記事」というテーマでは、自分たちが感じたことを言語化し、発表することを通じてコミュニケーション力も高まりました。
内田正幸先生も「日常で気になったことを収集することが大切だ」と強調し、学びが日常生活にどう結びつくかについての重要性を語っています。
開発の背景
『ベストスクープ!』は、子どもたちが新聞に興味を持つきっかけとなることを目的に、教育と遊びとの融合を図っています。単に知識を得るだけでなく、メディアに対する理解を深め、自ら考え、判断できる力を育むことが期待されています。
今後の展開
この教育教材は、新聞社や教育機関での授業だけでなく、家庭向けや各新聞社のブランド戦略にも活用できます。ニーズに合わせたオリジナル版の提供も可能で、各新聞社の特色を活かしたカスタマイズも行えるとのこと。これを機に、新聞に対する興味関心が広がることが期待されています。
まとめ
株式会社ルテシアが進める『ベストスクープ!』は、単なる遊びから始まる教育革新として、今後も期待が高まります。「まず遊びから」というコンセプトが、未来の情報社会において正しいメディア理解を促進する道を拓くことでしょう。興味を惹かれた方は、ぜひ一度お試しください。