無料で生理用ナプキンが受け取れる「トレルナ」が相模女子大学に登場
4月1日、相模女子大学にて新しいサービス「トレルナ」が始まりました。このサービスは、トイレの個室で生理用ナプキンを常備し、無料で提供するという画期的な取り組みです。運営するのは株式会社ネクイノで、この設置は女子大学として日本全国で初めての試みです。
なぜ「トレルナ」が必要なのか
相模女子大学は、創立から120年以上の歴史を持つ教育機関で、女性の社会進出を支援することを重視しています。大学は単に学問を学ぶ場所だけではなく、学生が安心して過ごせる環境を提供することを使命としています。生理に関する悩みは多くの女性に共通するものであり、それを軽減するためのサポートが求められていました。
「トレルナ」の導入により、女性が生理にまつわる不安や不便を感じることなく、心置きなく学業に専念できる環境が整いました。これにより、生理用品へのアクセスが容易になり、学生生活の質が向上することが期待されています。
「トレルナ」の仕組み
トレルナは、スマートフォン専用アプリとトイレ内に設置されたディスペンサーが連動するユニークなサービスです。アプリをダウンロードした後、トイレ内のQRコードを読み取り、その場で生理用ナプキンを無料で受け取ることができます。ただし、ナプキンの受け取りには一定の制限があり、1人当たり1カ月に7枚までの利用制限があります。初めてナプキンを受け取ると、次の利用可能には約2時間のロックがかかる仕組みです。
相模女子大学でのトレルナの設置
相模女子大学キャンパス内に10台のトレルナが設置され、学生だけでなく教職員も活用することができます。残念ながら一般の方々が利用することはできませんが、学生たちにとっては大変助かるサービスとなっています。この取り組みにより、相模女子大学は、より良い学習環境を提供し続ける姿勢を示しています。
今後の展望と全国展開
「トレルナ」は相模女子大学での導入にとどまらず、他のショッピングモールや公共施設、さらには全国の学校などへも展開していく予定です。女性が生理に関して安心して過ごせる社会を実現するため、トイレというプライベートな空間を利用した新しいコミュニケーションの接点を築くことが目標です。
今後の展開については、トレルナの公式ウェブサイトに設置場所やパートナー募集情報も掲載されています。トレルナの普及活動に参加したい個人や企業は、ぜひウェブサイトから情報を確認してください。
まとめ
トレルナの導入は、相模女子大学だけでなく、全国の女性の生活に大きな影響を与えることでしょう。生理用ナプキンの無償提供は、目に見えない多くの女性のニーズに応え、より良い社会を目指した取り組みです。このようなサービスが広がれば、さらに多くの女性たちが安心して生活できる環境が整うことでしょう。