函嶺白百合学園高等学校と富士屋ホテルのユニークなコラボレーションが再び実現しました。この取り組みは、神奈川県足柄下郡に位置する両者が共に力を合わせ、学生の創造力を活かした特別なベーカリー商品を生み出すことを目的としたものです。
今回販売される商品は、「寄木パイ」と「雪解けクロワッサン」の2種類です。これらは、学生たちのアイデアと、富士屋ホテルの熟練したベーカリーシェフの技術が見事に融合した結果、実現したものです。学生たちは、課題解決型学習(PBL)プログラムを通じて、リピーター化のために新たな名物を開発することをテーマに掲げ、このプロジェクトに取り組みました。
「寄木パイ」は、健康志向を意識した野菜を主成分とし、南瓜のペーストに人参やほうれん草をあしらったフィリングが特徴です。あっさりとした味わいで、焼き上げたパイの表面には、ほうれん草と人参のパウダーを用いて美しい寄木細工の模様が描かれています。このビジュアルは、目を引くだけでなく、砂糖不使用の生クリームがその下に隠れており、より一層の味わいを増しています。価格は900円(税込)です。
一方、「雪解けクロワッサン」は、箱根大文字山をイメージした商品で、チョコレートを練り込んだクロワッサン生地が山肌を、抹茶風味のクッキー生地がそこから生えた山の緑を表現しています。焼き上がったクロワッサンの上には、ホワイトチョコレートと粉糖がトッピングされ、まさに雪解けを連想させる美しい仕上がりです。こちらは300円(税込)で提供されます。
販売場所は、富士屋ホテル内のベーカリー&スイーツ「ピコット」にて、2025年2月24日(月)から4月30日(水)までの期間限定で行われます。営業時間は8:00から17:00ですが、2月28日までは16:00までの営業となりますので、お越しの際はご注意ください。
このコラボレーションは、地元の学生たちが独自の視点で関わり、料理の魅力を引き出す素晴らしい機会となっています。次世代を担う若者たちが育むクリエイティブな発想と、富士屋ホテルが積み重ねてきた伝統の味わいが合わさったこだわりの逸品を、ぜひお楽しみください。美味しさだけでなく、そこに込められたストーリーを感じながら、特別な時間を過ごすことができるでしょう。