新FDM 3DプリンターARCO
2025-07-07 00:27:27

Phrozenの新FDM 3DプリンターARCOが提供する次世代プリント体験

Phrozenが豊かな創造性を引き出す『ARCO』を発売



東京都豊島区に本社を置くフローズンジャパン株式会社は、2025年7月9日より新しいFDM 3Dプリンター『ARCO(アルコ)』の販売を開始します。プロのクリエイターから趣味として楽しむユーザーまで、幅広いユーザーのニーズに応えるこの製品は、次世代の3Dプリンティング体験を提供します。特に注目すべき点は、驚異的な造形スピードと高い造形品質を両立させていることです。加えて、頑丈な構造により安定した造形が可能で、クリエイティブな作業をサポートします。

超高速・高品質を実現する技術



ARCOには、独自の『GraviCoreXY™』構造が搭載されています。この技術は、Voron 2.4を基にしており、機械的安定性を追求しています。強化アルミで作られた4本の支柱と、4層の加熱ビルドプレート、金属製のフライング・ガントリーが一体となり、振動を抑制し、滑らかで正確な印刷を実現しています。具体的には、最大ヘッド速度1,000mm/s、加速度40,000 mm/s²、フローレート50mm³/sという驚異的な数値を達成しています。

幅広い素材に対応



ARCOは様々なフィラメントに対応しており、PLA、ABS、PETG、TPUなど、多様な素材での印刷が可能です。また、最大温度300°Cのノズルと110°Cのベッドにより、様々な特性を持ったフィラメントと一緒に使用できます。さらに、オプションのノズルを使用することで、耐摩耗性や高流量の印刷が可能です。

多色プリントも簡単に



ARCOは、多色印刷に特化したオプション「クロマキット」を使用することで、色の切り替えを迅速に行えます。4つのフィラメント供給チューブをエクストルーダーの近くに配置し、鮮やかなマルチカラープリントを実現します。また、ブレホルダーでプリント庫内の温度を適切に管理し、臭いや騒音を抑える設計となっています。

簡単な操作とサポート



『ARCO』はKlipperファームウェアを搭載し、Phrozenの独自スライサー『PIXUP FDM スライサー』とシームレスに連携します。これにより、効率的な3Dプリントワークフローを提供し、さらなる創造性を発揮できます。また、オープンソースソフトウェアであるOrca Slicerにも対応しているため、多様なユーザーに対応しています。

広がる可能性



3Dプリントの民主化を掲げるPhrozenは、ARCOを通じてより広い分野での支持を集めています。CEOのRay Wu氏は、「ARCOにより、私たちの製品ポートフォリオがさらに充実し、アイデアを形にするためのより強力なソリューションを提供できる」と語ります。これにより、誰もが簡単に高品質な造形が可能になる時代がやってくることでしょう。

販売情報と展示会



ARCOの販売は、2025年7月9日から開始され、同日に出荷も行います。また、その展示会は『ものづくりワールド東京 / 次世代3Dプリンタ展』にて行われる予定です。場所は幕張メッセ7ホールのPhrozenブースとなりますので、ぜひ立ち寄ってみてください。

この新しいプリンターは、クリエイターやメーカーに新しい可能性をもたらし、デジタルものづくりの未来を切り開く製品です。興味のある方は、ぜひこの機会にARCOを体験してみてください。


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