防災の意識を高める!体験型防災キャンプイベントの模様
日常と防災をつなぐイベントが神奈川県相模原市で開催されました。「防災×キャンプ」と題したこのイベントは、JR東海とアウトドア雑誌『ランドネ』の主催で行われ、一般社団法人CAMMOCが講師として登場しました。近年、防災意識が高まる中で、キャンプがその手段として注目されていますが、実際に取り入れやすい形での学びが求められています。
イベントの概要と目的
参加者は親子連れを中心に集まり、日常生活に役立つ防災スキルを楽しく学ぼうという目的がありました。座学中心の講座が多い中、本イベントは実際に体を動かし、体験を通して学べる新しい形の防災講座でした。
実践型の体験プログラム
参加者はグループに分かれ、カードワークを通じて「キャンプ」と「もしも」のアイデアをディスカッションしました。その後、日常ですぐに使える防災アイデアの共有が行われました。この中で特に好評だったのが、
水漬けパスタの調理体験。普通の調理法ではなく、非常時でも手軽に食べられるという視点からの料理体験が参加者の興味を引きました。
参加者からは「難しそう」といったネガティブな声ではなく、「やってみたい!」といった前向きな反応が多く、今回のイベントを通じて防災への意識が高まったことが感じられました。このように、楽しく学ぶことで子どもたちに防災を身近に感じてもらうことができたのです。
意識を高めるためのワークショップ
イベントの最後には、「今日の学びをこれからの暮らしにどう活かすか」を考えるワークショップが開催され、参加者それぞれが小さな一歩を踏み出すきっかけを作りました。防災は日常生活に根差すものであるということを実感する時間となりました。
主催者の声
今回のイベントに参加したJR東海の担当者は「初めての防災イベントでしたが、和やかな雰囲気の中で楽しく学べ、参加者の笑顔が印象的でした」と語り、地域にとっても有意義な機会であったことを認識しました。一方で、ADDIXのスタッフも参加者の前向きな姿勢に感心し、今後もこうしたイベントを続けていく意向を示しました。
CAMMOCの役割
CAMMOCは「フェーズフリーな暮らし方」を目指し、キャンプを通じて防災を身近にする活動を行っています。今後も地域や企業との連携を深め、様々な形の防災講座を展開していくそうです。キャンプが単なるレジャーではなく、防災意識を高める強力なツールであることを再認識させられるイベントでした。
協賛企業の紹介
今回のイベントには、多くの協賛企業がバックアップしており、特に「さとの雪食品」の常温保存が可能な豆腐や、アウトドアで役立つ「wash-U」の除菌スプレーが参加者に提供されました。これらの実用的なアイテムも、防災の重要性を再認識させる一助となりました。
最後に
防災キャンプは単なる学びの場ではなく、家族や親子のコミュニケーションを促進する絶好のチャンスです。忙しい日常の中で、気軽に取り入れられる防災対策として、ぜひ次回のイベントにも参加してみてはいかがでしょうか。