日本一のハマる学生を決める「ハルコレ」
2025年2月23日、横浜市神奈川区の岩崎学園で、「ハルコレ」として知られる第一回「ハマる学生COLLECTION」が開催されました。このコンテストでは、全国から集まった学生たちが自身の「ガクハマ」(学生時代に夢中になったこと)をテーマに執り行ったプレゼンテーションが行われ、その結果、大阪府の高校生「ふーさん」がグランプリに選ばれました。
コンテストの概要
このコンテストは昨年9月から11月にかけて募集を行い、多数のエピソードが集まりました。一次審査を経て、選ばれたのはたったの5名。彼らは本選で熱いプレゼンテーションを繰り広げました。その様子は、4月末からYouTubeの「ガクハマ」チャンネルで公開される予定です。また、発表動画の再生回数によって「ポピュラリティー賞」も設けられており、各受賞者の熱意を多くの人に知ってもらう機会となります。
このコンテストの独自のところは、単にハマりの成果を競うのではなく、その深さや愛情を測るところにあります。どれだけの情熱をもって「そのハマり」に取り組んできたのか、そこに焦点が当てられているのです。
審査員とMC
コンテストの審査員は、脳研究者の東京大学教授・池谷裕二さんをはじめ、モデル・タレントのゆきぽよさん、プロeスポーツチームのストリーマー象先輩さん、トレンド研究者の安達史花さん、そして岩崎学園のガクハマエバンジェリスト村田恒氏という豪華な顔ぶれが揃いました。MCはフリーアナウンサーの後藤楽々さんが務め、自在な進行が会場の盛り上がりにひと役買いました。
グランプリ受賞者の紹介
グランプリを獲得した「ふーさん」は、漫画「ヘタリア」のノルウェーのキャラクターからインスパイアを受け、ノルウェーそのものに心を奪われたというのが彼の「ガクハマ」。日常生活の中でノルウェーの情報を集め、夢はノルウェーに移住して貢献すること。このように、彼の熱い想いは審査員からも高い評価を受けました。
冷静に見られる中でも、その情熱と活き活きとした姿に、多くの共感が寄せられました。
審査員特別賞受賞者の紹介
次に特別賞を受賞したのは神奈川県の高校生・水野凉さん。「ドローンにハマってしまった」とのことですが、彼は幼い頃からの野球を辞め、ドローンの操縦に情熱を注いでいます。今までとは違う道へ進む決断には、両親の反対もあったものの、彼の決意は揺るがず。借金をしてドローンスクールに通い、機材をそろえながら夢を追い続けています。
その姿に感銘を受けた審査員は、「ハマっている姿が伝わり、応援したくなる」と絶賛していました。
「ハルコレ」の意義
このイベントの背景には、「ガクハマ」という言葉を広めたいという思いがあります。学生たちの情熱を認め、その魅力を引き出すことで、自己PRにも新たな切り口を提供することが目指されています。
本学園の創設者・岩崎春子氏も、若き日の情熱をもって洋裁にハマった過去を持っています。この考え方をもって、若者たちの可能性を広げる支援を続けていく意義があります。
「ハルコレ」はその第一歩であり、今後もこのコンセプトを社会に伝えていくことでしょう。ぜひ、YouTubeチャンネル「ガクハマ」をチェックして、新たな才能の発表を見てみてください。
リンク:
ガクハマチャンネル