相模原市民ギャラリーで小原義也作品と新収蔵作品展を開催

相模原市民ギャラリーの特別展

相模原市では、2025年3月1日から3月23日まで、相模原市民ギャラリーにて「市制施行70周年記念令和6年度相模原市収蔵美術品展」が開催されます。今回の展覧会では、昨年逝去した抽象画家・小原義也の特集が展開されるだけでなく、成田禎介の新しい作品もお披露目される予定です。

注目の作品と特集内容

特に注目すべきは、小原義也のアトリエに残された作品や、彼が中心となって結成した「CAT（Contemporary Art Trial）」のメンバーによる作品です。小原は1935年に高知県に生まれ、1955年に上京後はその才気を見せつけ、彼の作品は自己探求から普遍的な生命や魂の形を模索する過程で様々なスタイルに挑戦してきました。美術の振興にも力を入れ、故郷の公立美術館での展覧会コーディネートや、子どもたちへの絵画指導など、多岐に渡って活動していました。

展覧会では、小原の作品だけでなく、彼の影響を受けた現代アーティストたちの作品も楽しめます。出演するアーティストには、菅沼稔や横田瑛子など、多くの新進気鋭の作家が含まれています。

新しく寄贈された成田禎介の作品

また、今回の展覧会では、新たに寄贈された相模原在住の画家、成田禎介の油彩画が5点公開されます。成田は相模原芸術家協会の会長を務め、日展特別会員や示現会の理事長などの経歴を持ち、彼の作品は鋭敏な色彩感覚と緻密な描写が特徴です。展示される作品には、彼の初期作品や最近の代表作までバラエティ豊かに取り揃えられています。